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Anthropicが、既存の調達先であるGoogle、Amazon、NVIDIAに加え、新たなAIサーバーチップの調達先として英AI半導体スタートアップFractileを検討している。The Informationが2日(現地時間)、報じた。

Fractileの経営陣と接触した関係者2人によると、Anthropicは最近、ロンドンに拠点を置くFractileと推論チップの調達に向けた協議を進めた。Fractileのチップは早ければ来年にも出荷される見通しだという。

The Informationは、Anthropicが調達先の多様化を通じて交渉力の強化を図っていると伝えた。年間のサーバーチップ支出が数百億ドル(数兆円)規模に膨らむと見込まれるためだ。

Anthropicは、NVIDIAへの依存度が高いOpenAIやxAIとは異なり、複数のサーバーチップを活用して特定ベンダーへの依存を抑えてきた。最近では、Googleが開発したTPUをGoogle Cloudのデータセンター外でも利用できる条件で、大口調達する契約も結んだ。

AI企業がNVIDIA製の推論向けチップに代わる選択肢を探している背景には、推論コストの圧縮がある。Anthropicは昨年、AI製品の運用に伴う推論コストが想定を上回り、粗利益率が目標に届かなかった。OpenAIも同様の課題を抱えた。

The Informationによると、FractileのほかCerebrasやGroqなど推論チップの新興企業は、別立ての高帯域幅メモリ(HBM)とのデータ転送に依存するのではなく、SRAMを活用することでAIモデルをより効率的に動かすことを目指している。

AnthropicとFractileの協議の規模は明らかになっていない。報道によれば、協議は初期段階にあり、最終的に契約に至らない可能性もある。

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