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McKinseyは、AI導入で成果を上げた企業群では、投資1ドル当たり約3ドルを回収していたと明らかにした。Business Insiderが報じた。キャッシュの創出は導入から1〜2年で始まり、その後2〜4年で中核利益の拡大につながったという。

McKinseyは、「リワイヤード(Rewired)」フレームワークを全面導入した20社を分析し、AI導入の成果と収益創出の要因を検証した。McKinseyのシニアパートナー、ケイト・スメイジェ氏は同社のポッドキャストで、投資額の3倍を回収した点について、「全体のリターンとして見れば悪くない水準だ」と述べた。

分析によると、多くの企業はAI導入から1〜2年後にキャッシュを生み始めた。さらに2〜4年が経過すると、中核利益は平均で約20%増加した。

成果を上げた企業は、AIの適用範囲をむやみに広げるのではなく、重点領域を絞っていた。調査対象の約3分の2は、AIを3領域以下に導入していた。スメイジェ氏は、こうした企業は組織全体に一律でAIを展開するのではなく、投資先を厳選していたと説明した。

リワイヤードは、人材、オペレーション、技術、データを一体的に再編し、デジタル投資やAI投資を持続的な事業価値につなげる手法を指す。スメイジェ氏、エリック・ラマル氏、ロドニー・ジェマル氏は、2023年刊行の「リワイヤード」でこのフレームワークを整理した。同書は、大規模なDXとAI変革200件の分析と、複数年にわたる顧客企業の業務を基にまとめられたという。

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