Huawei(写真=Shutterstock)

Huaweiが2026年に中国のAIチップ市場で最大シェアを握る見通しとなった。英Financial Timesが4月30日(現地時間)に報じた。

報道によると、中国のテック企業はHuaweiの最新Ascendプロセッサ「950PR」を大口で発注している。Huaweiはこうした受注状況を踏まえ、2026年のAIチップ売上高が約120億ドル(約1兆8000億円)に達すると見込む。2025年の75億ドル(約1兆1250億円)から6割超の増収となる計算だ。

一方、NVIDIAは米中の規制が重なり、中国市場向けの出荷が進んでいない。ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は3月、米政府からH200の中国販売許可を得たが、中国側の規制上の問題でこれまで一度も出荷できていないという。FTが事情に詳しい関係者2人の話として伝えた。

FTによると、中国は国内テック企業に対し、自国企業を後押しする一方で、NVIDIA製チップは海外事業向けに限って使うよう求めている。これに対し、米規制当局は中国企業が発注したNVIDIA製チップについて、中国国内でのみ使用するよう求めているという。

Huaweiの最新チップについては、NVIDIAの最上位製品と比べると、なお2世代以上遅れているとの見方がある。

そのためHuaweiは、NVIDIAとの性能競争を正面から挑むのではなく、推論市場の開拓に力点を置いているもようだ。AIエージェントなどの普及で、今後は推論がAI計算需要を押し上げるとみているためだ。さらに、自社のネットワーク技術を活用して多数のAIチップを接続し、大規模な計算クラスタを構築することで、単体性能の差を補う戦略だとFTは報じている。

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