ビットコインの短期保有者SOPRが、約6カ月ぶりにプラス圏へ浮上した。CryptoQuantのアナリストDarkfostは、短期保有者SOPRの30日移動平均が再び1を上回り、市場が重要な分岐点に差しかかったとの見方を示した。Coinpostが1日(現地時間)に伝えた。
SOPRは、移転されたビットコインが利益を伴っていたか、損失を伴っていたかを示す指標で、1を上回れば平均的に利益を伴う移転、1を下回れば損失を伴う移転を意味する。今回の回復は、短期保有者の平均損益が損益分岐点付近、もしくは小幅な利益圏に戻ったことを示している。
ただ、これだけで相場反転とみるのは早計だ。CryptoQuantの週次ビットコイン市場レポートは、4月の上昇について、現物需要ではなく先物主導で進んだと分析。現物需要が鈍る中で先物主導の上昇が続く構図は、2022年の弱気相場入り前に見られたパターンに近いと指摘した。
今回の指標改善は、短期保有者の平均損益が再び分岐点を上回った点で一定の意味を持つ。一方で、上昇の主因が先物に偏っているのであれば、単純な回復シグナルとは言い切れない。市場は足元の反発そのものよりも、トレンドの持続性を見極める局面に入っている。
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