AppleのMac事業が堅調だ。TechCrunchが4月30日(現地時間)に報じたところによると、同社の2025年度第2四半期(3月28日締め)のMac売上高は84億ドルとなり、市場予想を上回った。MacBook Neoの投入効果に加え、ローカルAIモデルを動かす用途での需要拡大が追い風となった。
市場予想は80億ドル台前半だった。市場では前年同期並みの水準を見込む向きもあったが、実際のMac売上は前年同期比6%増となった。Apple全体の売上高は1112億ドルで、17%増だった。
Macの伸びには、最近発売した「MacBook Neo」の寄与もあった。ただ、同製品の予約開始は3月4日で、四半期内の販売期間は限られていた。出荷の多くは3月中旬から下旬に集中し、一部モデルでは品切れも発生したため、需要の一部は4月に持ち越された可能性がある。
ティム・クックCEOは決算説明会で、MacBook Neoの需要が社内想定を上回ったと説明した。今四半期のMac新規顧客数が過去最高となった背景にも、同製品が一定程度寄与したという。
Mac販売を押し上げたもう一つの要因がAI関連需要だ。クックCEOは、「OpenClo」のようなローカルAIモデルを動かすニーズの高まりを受け、ここ数週間は「Mac mini」と「Mac Studio」が品薄になったと明らかにした。両製品はAIやエージェント型ツールに適した基盤として評価が高まり、需要が想定以上に膨らんだとしている。中国ではMac miniがデスクトップ販売で1位を記録したとも述べた。
もっとも、この需要が本格的な拡大局面に入ったと見るにはなお早い。Mac売上は前四半期比では横ばいだった。クックCEOは、Mac miniとMac Studioの需給正常化には数カ月かかる可能性があるとした上で、供給制約は製品上の問題ではなく、Apple側の需要見通しが十分でなかったためだと説明した。
法人需要もMacの販売を下支えした。Appleは、Perplexityを含む一部の大企業が、企業向けAIアシスタントの構築に向けた優先プラットフォームとしてMacを選択したと説明した。クックCEOは、MacBook Neoについても供給制約に直面しているとし、カンザスシティ公立学校など教育機関で、Chromebookの代替として導入する動きも出ていると語った。