英語圏で最大級のオンラインコミュニティを運営するRedditは4月30日(現地時間)、第1四半期(1~3月期)決算を発表した。売上高、純利益ともに市場予想を上回り、第2四半期(2~4月期)の見通しも強気の内容となった。米CNBCによると、同社株は決算発表後の時間外取引で一時6%上昇した。
第1四半期の売上高は6億9200万ドルで、前年同期の3億9200万ドルから69%増加した。純利益は前年同期の2600万ドルから2億400万ドルに拡大。1株当たり利益(EPS)は0.13ドルから1.01ドルに伸びた。
第2四半期の売上高見通しは7億1500万~7億2500万ドルとし、市場予想の7億1200万ドルを上回る水準を示した。調整利益の見通しも2億8500万~2億9500万ドルとし、市場予想平均の2億7600万ドルを上回った。
利用者関連の指標も堅調だった。第1四半期の日次アクティブユーザー数は1億2680万人で、前年同期比17%増加し、市場予想の1億2590万人を上回った。ユーザー当たり平均売上高は5.23ドルで、予想の4.81ドルを超えた。米国のユーザー当たり平均売上高も9.63ドルとなり、ウォール街予想の8.53ドルを上回った。
こうした結果は、オンライン広告市場の底堅さを改めて示す内容でもある。MetaとAlphabetも4月29日の決算発表で、そろって売上高が市場予想を上回った。両社はここ数年で最も速い成長を示すとともに、人工知能インフラへの投資拡大方針も明らかにした。
一方で、投資家の反応には差が出た。Alphabet株は4月30日に上昇した一方、Meta株は下落した。Metaの大規模な人工知能投資や、クラウド事業を持たない点に対する投資家の懸念が意識された。
Redditのスティーブ・ハフマンCEOは、エンゲージメントの高いコミュニティと人間同士の本物の対話が同社事業の基盤だと説明した。この基盤が成長、収益性、効率性を同時に押し上げており、人工知能の時代におけるRedditの差別化要因になっているとの認識を示した。