L&Fは4月30日、2026年1〜3月期の売上高が7352億ウォン、営業利益が1189億ウォンだったと発表した。前年同期の営業赤字から黒字転換し、売上高は四半期ベースで過去最高を更新した。
売上高は前年同期比102.8%増。営業利益は前年同期の1402億ウォンの赤字から改善し、前四半期比でも42.2%増加した。
業績を押し上げたのは、Ultra-HINI(超高ニッケル)の単独供給と、φ46新製品の出荷拡大だ。ハイニッケル製品の出荷量は3四半期連続で過去最高を更新し、1〜3月期の出荷量も前四半期比で約12%増加した。年初に示した数量ガイダンスも約2倍上回ったとしている。
収益性の改善には、販売単価の上昇と為替要因も寄与した。加えて、原材料価格の反発に伴う棚卸資産評価損の戻し入れが営業利益を押し上げた。
会社側は、在庫関連の戻し入れ要因を除いても、稼働率の回復を背景に本業ベースの収益力が改善していると説明した。一方、当期純利益は653億ウォンの赤字だった。営業外損失が続いたものの、赤字幅は前四半期の1925億ウォンから66.1%縮小した。
4〜6月期については、Ultra-HINI製品を中心とした堅調な需要を背景に出荷増が続き、業績改善の流れも継続するとの見通しを示した。原材料価格の上昇に伴い、販売単価の持ち直しも続くとみている。
LFP(リン酸鉄リチウム)事業も本格化しつつある。L&Fは4〜6月期に年産3万トン規模のLFP工場の竣工を予定しており、7〜9月期末に量産を始める計画だ。2027年上半期には、合計6万トンの生産体制を構築する方針としている。
1〜3月期には、中国以外の企業として初めてLFPの供給契約を確保したことも明らかにした。北米のESS(エネルギー貯蔵装置)市場の拡大とサプライチェーン再編を追い風に、追加顧客の確保も進めているという。
リュ・スンホン最高財務責任者(CFO)は「第1四半期は、ハイニッケル中心の数量成長と販売単価の上昇が同時に進み、損益改善の流れが明確になった四半期だった」とコメントした。そのうえで「第2四半期も出荷増を基盤に安定した業績改善を続けるとともに、NCM(ニッケル・コバルト・マンガン)とLFPの両輪戦略で事業ポートフォリオを多角化し、中長期の成長基盤を強化していく」と述べた。