Adobeは4月30日、主要テクノロジー企業やエージェンシー、システムインテグレーターとの連携を拡大し、顧客体験(CX)分野におけるAIエージェントのパートナーエコシステムを強化すると発表した。
企業全体でAIエージェントを活用したワークフローの導入を広げる取り組みの一環だ。Adobeは、AIエージェントのスキルや開発者ツールを外部環境と連携させ、複数の段階にまたがるワークフローに対応できるようにする。これにより、企業は既存のツールや技術スタックを維持したまま、AdobeのAI機能を活用できるとしている。
Adobeによると、同社のAIエージェント、スキル、開発者ツールは、AWS、Anthropic、Google Cloud、Microsoft、OpenAIで利用できるようになる。
このほか、NVIDIAと協業し、NVIDIAのAgent Toolkitソフトウェアを基盤とする「CX Enterprise Coworker」も構築している。
Adobeのアプリケーション内では、Acxiom、Demandbase、Genesys、Medallia、RainFocus、SAP、ServiceNowとの統合にも対応する。
また、製品探索や検索、顧客サポート、ブランドロイヤルティに関わる顧客接点を横断して統合するため、AIベースの対話型ソリューション「Brand Concierge」のパートナーエコシステムも拡大している。
Adobeで顧客体験オーケストレーション製品部門のシニアバイスプレジデントを務めるアミット・アフジャ氏は、「マーケターは、自社のAIツールと、成果創出に必要なマーケティング機能のどちらかを選ばされるべきではない」とコメントした。
その上で、「AdobeはAdobe CX Enterpriseを通じてパートナーエコシステムを拡大し、高度にカスタマイズされた統合を構築することで、このギャップを埋めている。企業に柔軟性と選択肢を提供し、信頼性やガバナンス、大量のビジネスコンテキストを維持しながら、より迅速で的確な意思決定を支援する」と述べた。