画像=Ripple公式サイト

Rippleのステーブルコイン「RLUSD」が暗号資産取引所OKXに上場し、280を超える現物取引ペアで取引できるようになった。一部のデリバティブ市場では、証拠金資産としての利用に加え、無期限先物にも対応する。

ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が29日(現地時間)に報じた。RLUSDはRLUSD/XRPを含む複数の現物市場で取り扱いを開始した。あわせて、デリバティブの一部市場では、証拠金資産や無期限先物での活用も可能になった。

今回の上場により、RLUSDの流通チャネルは一段と広がる見通しだ。OKXは暗号資産市場で一定の存在感を持つ取引所で、RLUSDの採用によって個人投資家と機関投資家の双方でアクセスしやすくなった。現物とデリバティブの両市場で利用できる体制も整った。

RippleはRLUSDを2024年12月に投入した。RLUSDはEthereumとXRP Ledger(XRPL)上で発行されており、時価総額は15億7000万ドル規模に拡大した。一方で、TetherのUSDTやCircleのUSDCが主導する市場と比べると後発となる。今回のOKX上場は、流通基盤の拡大につながる動きといえそうだ。

今回のポイントは、単なる現物上場にとどまらない点にある。OKXの利用者はRLUSDを機関向けの証拠金資産として活用し、デリバティブのポジション運用に充てられる。一部市場では無期限先物にも利用でき、他のプラットフォームに資金を移さずにRLUSDを効率的に運用しやすくなった。

入出金や発行・償還はXRP Ledger上で直接処理する。この仕組みは、プラットフォーム内の流動性維持を目的に設計された。機関投資家はOKXのプライムサービスを通じて、RLUSDを預託し、取引や管理に利用できる。

Rippleのステーブルコイン部門シニアバイスプレジデント、ジャック・マクドナルド氏は、機関投資家と暗号資産ネイティブの利用者の双方でRLUSDの需要が伸びていると説明した。RLUSDが、より複雑な金融取引の中で「高品質の担保」として使われているとも述べた。

OKXの最高イノベーション責任者(CINO)、ジェイソン・ラウ氏は、市場で優れたステーブルコインを支援することが同社の目標であり、RLUSDもその一つだと語った。RLUSDについては、世界の機関投資家にとって「信頼できる代替手段」として実績を示しているとの見方を示した。

OKXは、世界の利用者が1億2000万人を超えるとしている。今回の統合によって、RLUSDはOKXの統合注文システムに直接組み込まれた。市場参加者は単一のシステム内で、現物からデリバティブまでRLUSDを幅広く活用でき、アカウント間で資産を移す手間も抑えられる。

RLUSDの機関向けユースケースも広がっている。Rippleはこれに先立ち、Ripple Primeの顧客がBullishのビットコイン・オプション市場でRLUSDを使って取引できるようになったと発表している。Bullishはこの連携について、Ripple Primeの機関顧客が同社の規制対象ビットコイン・オプション市場に直接アクセスできるようになったと説明した。同市場は、暗号資産決済型ビットコイン・オプションとして未決済建玉ベースで2番目の規模だという。

今回のOKX上場により、RLUSDは現物取引ペアの拡大に加え、デリバティブの証拠金資産や機関向けサービスでも利用範囲を広げた。ステーブルコイン市場での存在感を高める局面に入ったといえそうだ。

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