写真=雨水ますの例。LG AI研究院提供

LG AI研究院は4月30日、韓国電子技術研究院(KETI)と共同で、行政安全部の「AI安全申告」に関する第1段階の研究開発を完了したと発表した。LGのAIモデル「EXAONE」を基盤に開発を進めており、年内の試行サービス開始を目指す。

行政安全部は、国政課題として進める災害・安全管理体制強化の一環として、この「AI安全申告」に適用するAIモデルにLG AI研究院の「EXAONE」を採用した。

「AI安全申告」は、1日当たり約3万9000件に上る安全通報をAIで分析し、受理から選別・分類、所管部署への振り分け、回答までの一連の工程を高度化・自動化する取り組みだ。

LG AI研究院によると、現行の安全通報システムでは、キーワードベースの自動分類が一部導入されている。ただ、通報文に誤字や曖昧な表現が含まれると精度が落ちるため、実務担当者が写真や動画を1件ずつ確認し、所管機関に振り分けているという。

今回のAI安全申告では、LG AI研究院の視覚言語モデル「EXAONE 4.5」を中核に活用する。写真や動画を含む安全通報の内容をAIが判別し、選別・分類を自動で行う。

KETIは、「EXAONE 4.5」が生成した通報内容を基に、より細かな重要類型の選別を進める計画だ。重要度の高い通報の振り分け時間を短縮し、行政負担の軽減につなげる考え。

両機関は、安全通報データの蓄積が進めば、時期、地域、類型、頻度ごとのデータに基づくパターン分析が可能になるとみている。新たな安全リスクへの先行対応や、政策立案への活用も期待できるとしている。

KETIのシン・ヒドン院長は「LGとの協業を通じて、公共サービスにおける行政負担と運営コストの削減、市民の安全強化に寄与できると期待している」とコメントした。安全関連の苦情や通報を迅速かつ正確に処理し、国民が実感できるAI活用の好例にしたいとした。

LG AI研究院のイム・ウヒョン共同研究院長は「専門家AIを通じて実質的な価値を生み出すことがLGの目指す方向だ」と述べた。その上で、「EXAONEを活用し、国民の安全に直結する安全行政のスピードと品質を高め、生活の質の向上に貢献したい」と語った。

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