画像=Amazon Web Services(AWS)のロゴ

米Amazonの2026年1〜3月期決算は、AIサービスとクラウド需要の拡大を追い風に、売上高、純利益ともに市場予想を上回った。中でもクラウド事業を担うAmazon Web Services(AWS)が大きく伸び、全社業績をけん引した。米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が29日、報じた。

1〜3月期の売上高は1815億ドルと前年同期比17%増、純利益は303億ドルと77%増だった。

Amazonによると、Anthropicへの投資に伴う税引き前利益が純利益を押し上げた。4〜6月期の業績見通しは、売上高が1940億〜1990億ドル、営業利益が200億〜240億ドルとしている。

1〜3月期の成長を支えたのはクラウド事業だ。AWSの売上高は375億9000万ドルで、前年同期比28%増となった。Amazon全体の売上高に占める比率も21%台に拡大した。

アンディ・ジャシーCEOは4月9日に公表した株主向け書簡で、1〜3月期の伸びが続けば、AWSのAI関連事業の年商は2026年に150億ドルに達するとの見通しを示していた。

AmazonはAI市場でのシェア拡大に向け、2026年も積極投資を続ける方針だ。投資計画は2000億ドルと、前年から60%増となる。

ジャシーCEOは、チャットボットやAIツールへの需要が、半導体やストレージの供給を上回る状況にあると述べた。

Amazonは先週、Anthropicに最大250億ドルを追加出資すると発表した。Anthropicはこれに伴い、AWSを大規模に活用する計画だという。

Metaは別契約で、AmazonのGravitonプロセッサを次世代AI製品に採用する。AmazonはOpenAIとの協業も強化しており、OpenAIの最新モデルをAWS経由で提供する計画だ。

主力のオンラインストア事業も堅調で、1〜3月期の売上高は前年同期比12%増となった。地方部向けの2日配送体制の整備に40億ドルを投じるなど、配送網への投資も強めている。

新規事業への投資も進める。Amazonは衛星運用会社Globalstarを約110億ドルで買収し、宇宙事業に参入する。低軌道衛星インターネットサービス「Leo」も2026年半ばに投入する予定としている。

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