WhiteBIT Coin(WBT)、Tron(TRX)、Hyperliquid(HYPE)が、主要アルトコインの中で過去最高値に近い水準で推移している。ブロックチェーンメディアのBeInCryptoが28日(現地時間)に伝えた。5月相場では、各銘柄が主要な上値抵抗線を突破できるか、あるいは重要なサポート水準を維持できるかが焦点となる。
足元では、WBTが過去最高値比で約16%安、TRXが約25%安、HYPEが約33%安の水準にある。高値からの下落率が比較的小さい銘柄は、投資家心理の改善局面で資金が集まりやすいとの見方が出ている。
WBTは現在53ドル台後半で推移している。上値の節目として意識されているのは57ドル近辺で、テクニカル面では0.618のフィボナッチ・リトレースメントと重なる水準だ。
この水準を明確に上抜ければ、次の上値目標として60.50ドル、その先では過去最高値の64.41ドルが視野に入る。一方、下値では50ドル近辺が主要なサポートとして意識されている。
テクニカル指標は強弱が分かれている。相対力指数(RSI)は上向きを維持している一方、MACDは短期的な弱気シグナルを示している。ただ、出来高は減少しており、強い売りが強まっているというよりは、方向感を探る局面との見方が優勢だ。
材料面では、四半期ごとのトークンバーン、取引所流動性の縮小、ユヴェントスとの協業拡大などが意識されている。
TRXは0.323ドル近辺で推移し、上昇平行チャネル内での値動きが続いている。直近では0.32ドルのサポートを再確認した後、反発する動きを見せた。
0.32ドルは0.5のフィボナッチ・リトレースメントとも重なっており、重要な価格帯とされる。上値の主要な抵抗線は0.35ドルだ。
TRXはすでに今年1月の高値を上回っており、数カ月ぶりに高値を切り上げる展開となっている。RSIとMACDはいずれも短期的な勢いの鈍化を示しているが、出来高の減少もあって調整圧力は限られるとの分析が出ている。
加えて、Tronネットワーク上のステーブルコイン供給量が過去最大水準にある点も注目材料だ。市場では、USDT流入の拡大と低ボラティリティの上昇基調が続けば、TRXが過去最高値の更新を試す可能性があるとの見方もある。
HYPEは3銘柄の中で、短期的に最も値動きが大きい。直近24時間では約5%下落し39ドル台まで下押ししたが、市場では40ドル近辺のトレンドラインを維持できるかどうかが焦点となっている。
40ドル近辺は、長期の上昇トレンドラインと0.5のフィボナッチ・リトレースメントが重なる水準だ。上昇シナリオでは、まず44.54ドルを回復できるかが最初の節目となる。
さらに50ドルの抵抗線を突破すれば、過去最高値の59.41ドルを再び試す余地がある。一方、RSIとMACDは3銘柄の中で最も弱い動きを示しており、短期的な重さが相対的に大きいとの評価もある。
材料面では、自社トークンの買い入れ・バーンの仕組みや、分散型の無期限先物市場でのシェア拡大が中長期の支援材料として挙げられている。出来高が細る中で調整が続いているものの、直ちに本格的な下落トレンド入りとみるのは早計だとの見方も出ている。
5月相場では、3銘柄とも重要な価格帯を突破、あるいは維持できるかが分岐点となる。WBTは57ドル突破、TRXは0.32ドルの維持と0.35ドル接近、HYPEは40ドル防衛と44.54ドル回復が、それぞれ当面の注目点となりそうだ。