イーサリアム(ETH) 写真=Shutterstock

イーサリアム(ETH)が2300ドルを割り込み、相場の焦点は2200ドルの維持と2400ドルの回復に移っている。下値では2000ドルが次の節目として意識されており、これを下抜ければ1800ドル台まで調整が広がる可能性もある。

Cointelegraphが28日(現地時間)に報じたところによると、ETH/USDは2300ドルを下回る水準で推移し、この2日間で5%下落した。週末に積み上げた上昇分の大半も失ったという。

市場では、100日指数移動平均線(EMA)がある2350ドルと、100日単純移動平均線(SMA)が位置する2220ドルを短期の分岐点とみる向きが強い。相場がこのレンジ内にとどまれば、数日間はもみ合いが続いた後に方向感が定まる可能性がある。

当面の下値メドとしては、まず2200ドル近辺が挙がる。50日SMAと100日SMAが重なる水準で、テクニカル上の支持帯として意識されている。Telegram上のトレーディングチャンネル「Technical Crypto Analyst」は、2300ドルのサポートトレンドラインを割り込んだことで、一段安の余地が広がったと指摘。数日以内にさらに下の支持帯を試す可能性があるとの見方を示した。

市場参加者の間では、2000ドルが心理的な支持線とみられている。日足終値で2200ドル近辺の移動平均線を下回れば、次の防衛線は2000ドルになるとの見方が出ている。アナリストのテッド・ピローズもX(旧Twitter)で、注目すべき買いゾーンとして1800~1750ドルを提示した。この水準は2月6日に付けた数年ぶりの安値水準と重なるという。

一方、上値の重要な価格帯としては2400ドルと2800ドルが意識されている。トレーダーのダン・クリプト・トレーズは、2100ドルを支持線、2800ドルを抵抗線として示し、イーサリアムは過去数年にわたりこのレンジを比較的明確に反映してきたと分析した。

なかでも2400ドルは、単なる抵抗線ではなく強気転換の判断材料として注目されている。実現価格が位置する水準でもあるためだ。CryptoQuantのアナリストCW8900は、この価格帯を極めて重要な心理的節目と評価。大口投資家が再び含み益圏に入れば、買いが入りやすくなる可能性があるとみている。

デリバティブ市場でも2400ドルは重要な水準だ。清算マップによると、イーサリアムが2400ドルを上抜けた場合、全取引所で19億4000万ドル超のショートポジションが清算される可能性がある。ショートカバーが一気に進めば、上昇圧力が強まることになる。

短期的な注目点は、2200ドルを維持できるか、そして2400ドルを再び支持線へ転換できるかにある。2200ドルを割り込めば2000ドル、さらにその下では1800ドル台が次の注目ゾーンとなる。反対に2400ドルを回復すれば、ショート清算を伴って上方向の変動が強まる可能性がある。

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