ビットコインのイメージ写真=Reve AI

ビットコインが4月に入って13.6%上昇し、月間上昇率としては1年ぶりの高水準となる可能性が高まっている。CoinDeskによると、価格は7万7000ドル台で推移しており、米株高に加え、暗号資産市場の流動性改善も相場を支えている。

CoinDeskが24日(現地時間)に報じたところでは、ビットコインは2月上旬以来の強さを示した後、いったん調整したものの、引き続き7万7000ドル台を維持している。

今回の反発の背景には、マクロ環境の改善と暗号資産市場の流動性回復があるとみられる。米株式市場は今年に入って調整する場面もあったが、その後は持ち直し、S&P500とNASDAQは再び過去最高値を更新した。

市場では、TetherのUSDT供給拡大が注目材料の一つとなっている。USDTの供給量は1500億ドルに迫り、直近2週間で約50億ドル増えた。数カ月続いた停滞基調から持ち直した格好だ。ステーブルコインは暗号資産の購入に充てられる市場の待機資金とみなされるため、供給増は資金流入のシグナルとして受け止められやすい。

もっとも、マクロ面の不確実性が解消したわけではない。中東の地政学リスクやイランを巡る情勢不安はなお残り、原油価格も高止まりしている。ウィンターミュートのOTCトレーダー、ジャスパー・ド・メル氏は、株式市場と暗号資産市場が地政学リスクに関する複雑なニュースへの反応を徐々に鈍らせていると指摘。堅調な企業業績と株高が、エネルギーコスト上昇や地政学リスクへの懸念を相殺しているとの見方を示した。

足元のビットコインは直近レンジの上限近辺で推移しているが、7万9000ドル(約1185万円)近辺は強い上値抵抗として意識されている。Tesseract Groupでアセットマネジメント責任者を務めるアダム・ヘイムズ氏は、この水準のすぐ上に機関投資家の厚い売り圧力が控えていると指摘した。

同氏は、相場上昇が主に空売りの買い戻しに支えられている場合、モメンタム一巡後に弱含む可能性がある一方、機関投資家の需要が続けば、より持続的な上昇トレンドにつながる可能性があるとも説明した。

次の焦点は4月の米連邦準備制度理事会(FRB)会合だ。ETFへの資金流入が会合時点まで続けば、7万9000ドルは抵抗線から支持線へ転換する可能性がある。反対に資金フローが鈍れば、ビットコインは再び7万5000〜7万7000ドル(約1125万〜1155万円)へ押し戻される可能性があるとCoinDeskは伝えている。

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