Accenture(写真=Shutterstock)

Accentureは4月25日、Wavemakerと戦略的パートナーシップを結び、売上高30億ドル(約4500億円)以下の中堅企業を対象にアプリケーション近代化を支援すると明らかにした。AIによるコード生成の課題を抑えながら、企業向けシステム刷新を進める狙いだ。

The New Stackの報道によると、提携の中核となるのはWavemakerの「2パスアーキテクチャ(2-pass architecture)」だ。

この方式は、AIコード生成に伴うハルシネーションや非決定的な出力の抑制を目的とする。まず第1段階で中間メタモデルを生成し、第2段階で決定論的なコード生成器を使って最終コードを出力する仕組みだ。

両社によれば、第2段階はAIの誤りの影響を受けにくく、安定したコード生成につながる。仮に第1段階で誤りが生じても、ビジュアルキャンバス上で人手による修正がしやすいという。

Wavemakerの最高経営責任者(CEO)、ビージェイ・プルル氏は「2パス方式は、AIによるコード生成に伴う確率的なばらつきを抑え、人手より速くコードを書きながら一貫した結果を出せる」と述べた。その上で、「規制産業では特に重要だ」と強調した。

今回の提携は、大企業と小規模企業の間に位置する中堅企業市場を主な対象とする。大企業はアプリケーション刷新に充てる予算や専任のエンジニアリング組織を持つ一方、小規模企業は要件が比較的単純だ。これに対し中堅企業は、複雑なソフトウェアを必要としながらもコスト制約が大きいとされる。

Accentureは今後、Wavemakerのソリューションを再販する。この市場ではすでに競争が激化しており、OutSystems、Salesforce、ServiceNow、Microsoft、GoogleもAIベースのエンタープライズアプリ生成分野で競合している。

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