金融専門家のジョン・バスケス氏が、XRPとビットコイン(BTC)を毎日少額ずつ買い増す積立投資戦略を提唱し、暗号資産の長期保有を巡る議論を呼んでいる。
The Crypto Basicが22日(現地時間)に報じたところによると、バスケス氏は最近の投稿で、毎朝のコーヒー代のような日常の小さな支出を暗号資産の購入に回せば、2030年までに「人口の99%を上回れる」と主張した。
同氏は、この手法は自身が長年続けてきた投資スタイルだと説明した。一方で、投資助言ではないとも強調している。まとまった資金を一度に投じるのではなく、少額を継続して積み上げることが重要だという。
この発言を受け、暗号資産コミュニティでは積立買い、いわゆるドルコスト平均法(DCA)を巡る議論が広がった。XRP保有者のサミ氏は、これを典型的なDCA戦略だと位置付けた。ビットコインが約7万7000ドル、XRPが1.45ドル前後の水準でも、少額購入を続ければ長期で効果が表れ得るとの見方を示した。
サミ氏は特に、戦略の要として「一貫性」と「自己管理」を挙げた。短期の値動きを狙うより、長期で規律を守ることのほうが重要だという。バスケス氏も、2030年までの約4年間を念頭に、買い続けた投資家が報われる可能性を示唆した。
こうした楽観論の背景には、強気の価格見通しがある。ビットコインについては、2030年に100万ドルへ到達するとの予測が広く語られており、足元の水準から約13倍の上昇余地があるとの見方も出ている。XRPでも、コミュニティを中心に10〜100ドルを見込む強気の声がある。EasyAの創業者ドム・コック氏は、2030年にXRPが1000ドルに達するとの見通しを示したこともある。
一方で、こうした予測が将来の収益を保証するものではないとの指摘もある。アナリストのジョージ・ウォルター氏は、「DCAが有効に機能する可能性はあるが、大多数の投資家を上回るための確実な方法とは言えない」と述べた。暗号資産は依然として値動きの大きい資産であり、毎朝のコーヒーを控えることと投資判断を単純に結び付けるのは、リスク許容度や資産形成の目標、分散投資の必要性といった要素を過度に単純化しかねないと説明した。
別のXRP投資家であるダフニ氏は、より柔軟な見方を示した。投資と日常の小さな消費は必ずしも二者択一ではなく、個人の資産管理では貯蓄と消費を両立させながら調整できるという立場だ。
今回の議論は、XRPとビットコインを長期で積み立てる戦略が、依然として多くの投資家にとって魅力的に映っていることを示した。一方で、市場参加者の間では、積立投資の利点を認めつつも、ボラティリティへの対応や分散投資、個々の資金計画をあわせて検討すべきだとの認識も広がっている。
バスケス氏は投稿で、「高い朝のコーヒーを買う代わりに、ビットコインやXRPを毎日買えば、2030年までに人口の99%より先に進める。投資助言ではない。私が長く続けてきたことだ。うまくいく」と述べた。