GSRは23日、ビットコイン、イーサリアム、ソラナを組み入れたアクティブ型の暗号資産ETF「GSR Crypto Core3 ETF」をNasdaqに上場した。ティッカーは「BESO」。同社は、ステーキング報酬の取り込みを視野に入れた米国初のアクティブ運用型マルチアセットETFだとしている。
投資家は、現物価格へのエクスポージャーに加え、イーサリアムとソラナの保有を通じたステーキング報酬も狙える。運用手数料は年1%。
運用は単純な指数連動型ではない。GSRは自社の取引・リスク管理の知見を基に、ポートフォリオを毎週リバランスする。独自の調査シグナルを活用して資産配分を機動的に見直し、均等配分指数を上回るリターンを目指すという。
今回の上場は、米国の暗号資産ETF市場で商品設計の多様化が進んでいる流れを映すものでもある。ビットコインとイーサリアムの現物ETFが市場に定着した後、複数資産を組み合わせたバスケット型ETFへの関心が高まっている。
BloombergのETFアナリスト、ジェームズ・セイファート氏はXで、バスケット型ETFは今後数年で最も成長の速いカテゴリーの一つになり得るとの見方を示した。
GSRは今回のETFを単なる新商品の投入ではなく、事業拡大の柱の一つと位置付ける。シン・ソンCEOは今回のETF戦略について、「資産クラスの進化に対する深い理解を反映している」と述べた。あわせて、「10年以上にわたり蓄積してきた市場の専門性を、より幅広い投資家に提供していく」との方針も示した。
同社は、自らを暗号資産のマーケットメイカーにとどまらない総合的な資本市場パートナーへと広げていく過程にあると説明する。この数カ月でアドバイザリー事業を買収し、トークン化プラットフォームにも投資しており、今回のETF投入もその延長線上にあるとしている。
GSRはXへの投稿で、「本日、BESO(GSR Crypto Core3 ETF)をローンチした。BESOはNasdaqで取引を開始し、ビットコイン、イーサリアム、ソラナへのエクスポージャーに加え、ステーキング利回りと動的な配分戦略を提供する米国のETFだ」と説明した。