Appleの次期OS「iOS 27」で、iPhone 11シリーズとiPhone SE(第2世代)が対応機種から外れる可能性が浮上した。最低対応機種はiPhone 12シリーズとiPhone SE(第3世代)以降に引き上げられるとの見方も出ている。
米ITメディアの9to5Macは20日(現地時間)、リーカー「Instant Digital」の情報として、iOS 27の対応機種リストを報じた。
報道によると、現行のiOS 26に対応しているiPhone 11 Pro Max、iPhone 11 Pro、iPhone 11、iPhone SE(第2世代)は、iOS 27の対象外になる見通しだ。これが事実であれば、これらの機種では今後、セキュリティアップデートを除く大型更新や新機能の提供を受けられなくなる。
背景には、ソフトウェア要件の高度化に対して旧世代ハードウェアの性能が追いつかなくなっていることがあるとみられる。iOS 26ではiPhone XSシリーズが対応外となっており、今回も実現すれば、2年連続で旧機種の整理が進むことになる。
とりわけ影響が大きいのがAI機能だ。業界では、AIがOSの中核機能になりつつある中、旧世代チップの処理性能の限界が対応終了を早める主因になったとの見方が出ている。
iOS 27の主要機能は、「Apple Intelligence」との連携を前提に設計されるとみられている。ただ、これらの機能はiPhone 15 Pro以降の機種に限って提供される見通しで、同じiOS 27対応機種でも利用できる機能には差が出る可能性がある。
このため、iPhone 12からiPhone 15までの標準モデルでは、OSのメジャーアップデート自体は受けられても、Apple Intelligenceの中核機能は利用できない可能性が高い。Appleは近年、同じOSでも機種ごとに利用可能な機能を分ける戦略を強めている。
デザイン面でも大きな見直しが見込まれる。次期バージョンでは、従来のフラットデザインを発展させた新たなデザイン言語「Liquid Glass」を採用し、より立体感のある視覚表現を打ち出すとされる。Siriについても、対話性を高めた新インターフェースへの刷新が予定されている。
対応機種の絞り込みと機能差の拡大は、ユーザーの買い替えを促す材料になりそうだ。AI性能が端末寿命を左右する要素になりつつある中、OS対応の有無だけでなく、主要機能を十分に使うための買い替え需要も一段と高まる可能性がある。
Appleは6月8日に開催する世界開発者会議(WWDC)の基調講演で、iOS 27の詳細と正式な対応機種を公表するとみられる。