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Ethereum市場で大口投資家による高レバレッジの買いが相次ぎ、相場の先高観が強まっている。Cointelegraphによると、9,080万ドル規模の20倍レバレッジのロングポジションが確認されたほか、別の大口投資家も約6,100万ドル規模のロングを構築した。Ethereum現物ETFへの資金流入も続いており、市場では2,400ドルの回復を足掛かりに、一段高を見込む声が出ている。

Ethereumは足元で2,320ドル台で推移している。2月6日に付けた1,750ドルの安値からは約32%高い水準だ。2,200ドルを上回る展開が続くなか、相場は今週発表される米マクロ指標と大口投資家の売買動向に注目している。

暗号資産アナリストのアルファBTCはX(旧Twitter)への投稿で、今週の注目材料として米国のマクロ指標を挙げた。小売売上高が市場予想を上回れば米国債利回りの上昇を通じて、米連邦準備制度理事会(Fed)の利下げ時期が後ろ倒しになる可能性があると指摘。反対に、弱い結果となれば株式や暗号資産などリスク資産への資金シフトが強まりやすいとみている。

大口の買いは1件にとどまらない。アナリストのTAnotepadは、Hyperliquid上で別のウォレットアドレス「0x6C851」が約6,100万ドル規模のEthereumロングを構築したと指摘した。こちらも20倍レバレッジで、参入価格は2,303ドル前後とされる。

機関投資家資金の流れも追い風となっている。米国のEthereum現物ETFには7営業日連続で資金が流入し、累計流入額は4億2,600万ドルに達した。4月17日までの1週間では、世界のEthereum投資商品への流入額が3億2,800万ドルとなった。市場では、Ethereumが2,400ドルを回復すれば、大口投資家と機関投資家の買いがさらに強まるとの見方が出ている。

テクニカル面でも、短期的な上昇シナリオを意識させる動きが出ている。日足チャートでは上昇三角形を形成しており、目先の重要な上値抵抗線は2,400ドルとみられている。この水準を明確に上抜ければ、理論上の上値目標は3,230ドル近辺となる。現在値からみると4割超の上昇余地がある計算だ。

モメンタム指標も改善している。相対力指数(RSI)は2月6日時点で18と売られ過ぎ圏にあったが、その後は54まで回復した。買い圧力の戻りを示す動きといえる。ただ、短期的には2,350~2,500ドルの抵抗帯が引き続き上値の重しとなる可能性がある。このゾーンには50日指数平滑移動平均線(EMA)が位置しており、上昇の勢いを鈍らせる要因になり得る。さらに上では、2,640ドル近辺の200日EMAが次の抵抗線として意識される。

より長い時間軸では、追加上昇を見込む見方もある。アナリストのマイクロ2マクロは、数年にわたる上昇三角形の上限を突破した場合、Ethereumが60~100%上昇する可能性があるとみている。短期的には、終値ベースで2,400ドルを維持できるかが重要な分岐点となる。これを上回れば、今後数日から数週間で2,800ドル、その後3,050ドルを試す展開も視野に入る。

市場の焦点は大きく2つある。1つは、大口投資家と機関投資家の資金流入が上昇トレンドを維持できるだけの勢いを持つかどうか。もう1つは、Ethereumが2,400ドルと2,500ドルの抵抗帯を突破し、チャート上で明確なブレイクを示せるかどうかだ。短期需給、マクロ環境、ETFへの資金流入が重なるなか、Ethereumは方向感を探る局面に入っている。

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