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ビットコインの大口投資家による買い集積が加速している。大口保有アドレスは過去30日で27万BTCを買い増し、2013年以降で最大規模の蓄積局面となった。取引所のビットコイン残高も268万BTCまで低下しており、市場では売り圧力の後退が意識されている。ブロックチェーンメディアのCryptopolitanが4月16日(現地時間)に報じた。

Bitfinexはこの動きについて、2013年以降で最大規模のクジラによる買い増しだと分析した。直近1週間も現物需要は堅調で、市場の主導権は個人投資家中心のフローから大口投資家へ移りつつあるとしている。

前四半期には、ビットコインが狭いレンジで推移する局面でも、大口投資家が現物市場で継続的に買い増していたという。

今回の蓄積パターンは従来とも異なる。個人投資家の買いが主に下落局面で入りやすいのに対し、大口投資家の買いは相場が横ばい、あるいは比較的安定している局面で目立った。こうした現物買いの拡大は、先物市場の弱含みとは別に進んだという。

大口アドレスによる吸収が続く中、取引所が保有するビットコイン残高は268万BTCまで減少した。これは数年ぶりの低水準という。

Binanceへの流入も細っている。1BTC以上の送金流入は目に見えて減少しており、直近24時間では6310BTCの純流出となった。過去30日ベースでは、流出量は累計1万3000BTCを超えた。

先週は取引所からのビットコイン流出ペースが過去最高水準近くまで高まり、蓄積トレンドを一段と鮮明にしたとされる。

保有者の売り圧力も和らいでいる。ここ数カ月は市場の減速がみられたものの、目立った投げ売りは確認されていないという。

足元では、保有期間が最長7年に及ぶアドレス群も平均ベースで含み益圏に入っている。ビットコインは7万5000ドル前後で回復基調を維持しており、平均実現価格が7万2300ドルまで上昇したことも、価格面の負担を和らげる要因として挙げられた。

一方で、なお含み損の状態にある保有分も残る。複数のアドレスに分散された約875万BTCは損失圏にあるという。ただ、関連指標には改善の兆しが出ているとした。

今回のサイクルでは、過去と比べて投げ売りシグナルが少ない点も特徴だ。保有者は別の流動性手段を活用しており、確保したビットコインを市場に容易には放出していないことも確認されたとしている。

Strategyの新規買いが現物市場の需給に影響したとの見方も出ている。Strategyは今回、STRCによるデジタルクレジットを背景に再び買いに動き、市場に出た一部の売り物を吸収したとされる。

大口投資家の買いが進んだ結果、ビットコインの売り壁は7万7980ドルまで切り上がった。7万5500ドルと7万6000ドル近辺にも比較的小規模な売り壁が形成されており、需要の強さを示すシグナルと受け止められている。

市場参加者はなお、本格的なトレンド転換を見極めようとしている。ビットコインは高値から40%超下落した水準にあるものの、好材料には反応を示しているという。

最近の取引所資金フローをみると、大口投資家は3月に入金を減らし、足元の市場回復局面では出金へ転じた。

現時点で、過熱感のある買いは見られない。その一方で、大型のクジラや「シャーク」と呼ばれるアドレス群による戦略的な蓄積は続いている。今後ビットコインがより強い上昇基調へ移行できるかどうかは、こうした大口アドレスの動向に左右されるとの分析が出ている。

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