写真=AWS

AWSは16日、創薬の設計・検証を支援するAIアプリケーション「Amazon Bio Discovery」の提供を開始したと発表した。研究者が生物学基盤モデルを活用しながら、抗体創薬の初期段階をより迅速かつ効率的に進められるようにする。

同社によると、Amazon Bio Discoveryでは、大規模な生物学データセットで学習した専門AIモデル「生物学基盤モデル(Biological Foundation Models、bioFMs)」のカタログに研究者が直接アクセスできる。これらのモデルは、新薬候補の生成や評価に活用でき、抗体研究を加速する。

Amazon Bio Discoveryに搭載したAIエージェントを使えば、研究者は自然言語で研究目的に合ったモデルを選択し、入力条件の最適化や候補物質の評価を進められる。既存の実験データを用いてモデルを追加学習させ、予測精度を高めることも可能だ。

評価した候補物質は実験室に送られ、合成や試験を実施する。得られた結果をアプリに取り込むことで、迅速に反復検証を進める「実験室連携(lab-in-the-loop)」の仕組みを構築する。

AWSのヘルスケアAIおよびライフサイエンス部門バイスプレジデント、ラジブ・チョプラ氏は、「AIエージェントにより、計算科学の専門知識がない研究者でも高度な科学機能を活用できる」と説明した。さらに、「AIシステムは薬物分子の設計や試験の調整、結果の学習を支援し、反復を重ねることで精度を高められる。先端AIと、AWSが規制産業向けに構築してきた堅牢で安全なインフラを組み合わせることで、従来は難しかった水準で抗体探索を加速できる」と述べた。

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