画像=Cloudflare

Cloudflareは、マルチクラウド環境を単一のセキュアネットワークに統合する新サービス「Cloudflare Mesh」を発表した。社内リソースを公開インターネットにさらすことなく安全に接続できるようにし、AIエージェントによる企業システムへのアクセス需要に対応する。

Cloudflare Meshは、サーバーやデータベース、開発ツール環境などの社内リソースに対し、企業のファイアウォールでポートを開放せずに安全な接続を提供する。接続ポイントはすべて暗号化され、社内インフラを公開インターネットにさらさない設計だ。

同社は、AIエージェントの活用拡大に伴ってネットワークアクセスの課題が顕在化していることを、投入の背景として挙げる。AIエージェントは企業内のデータベースやAPI、ステージング環境へのアクセスを必要とする一方、既存のVPNや手作業によるトンネル設定は遅く、リスクも大きいとしている。

CloudflareのEMEA地域フィールドCTOを務めるクリスチャン・ライリー氏は、「現状では、多くのチームがエージェントのアクセスを制限するか、社内インフラを公開インターネットにさらすかの選択を迫られている」と述べた。

Cloudflare Meshでは、エージェントごとに固有のIDを付与し、セキュリティ担当者が細かなアクセス制御ポリシーを設定できる。例えば、コーディング用エージェントにはステージング用データベースの読み取りを認めつつ、本番環境にある金融データへのアクセスは遮断するといった運用が可能だという。

共同創業者兼CEOのマシュー・プリンス氏は、「エージェントは、人間を前提に設計された従来のネットワークモデルによって制約を受けている」とした上で、「Cloudflare Meshは、エージェントとインフラの間に安全な接続を提供する」と説明した。

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