Alibaba系のAIモデルが、XRPは2026年12月25日までに7ドル(約1050円)へ上昇する可能性があるとの見方を示した。他のAIモデルでは3ドル台の予測が中心で、採用拡大や資金流入の動向が今後の焦点となっている。
米ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが4月13日(現地時間)に報じた。同AIモデルは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など主要暗号資産の長期見通しを分析する中で、XRPの有力な目標水準として7ドルを提示したという。
注目されるのは、複数の入力条件でも7ドル前後の水準が共通して示された点だ。出力結果を確認したアナリストは、この価格帯が一貫して繰り返し示されたとしている。
一方で、一部のアナリストは、機関投資家による採用拡大のペースや、Rippleのグローバルなクロスボーダー決済パートナーシップを前提に織り込み、より強気の試算も示した。過去の暗号資産市場サイクルにおける成長パターンを当てはめると、XRPが42ドル(約6300円)まで上昇する可能性があるとの見方も出ている。
もっとも、この42ドルシナリオは、採用の拡大と市場の勢いが大幅に加速することを前提とした強気の想定に基づく。
足元の価格水準とはなお大きな開きがある。XRPは現在およそ1.32ドル(約198円)で推移しており、7ドルに達するには約430%の上昇が必要となる。42ドルシナリオでは上昇率は3000%を超える。
いずれのシナリオも実現すれば、XRPは2018年に付けた過去最高値を大きく上回ることになる。
市場の受け止めは分かれている。XRP支持者の一部には長期的な上昇余地を期待する声がある一方、短期間での到達可能性には懐疑的な見方も根強い。XRPは2026年の年初来で28.26%下落しており、直近の値動きだけを見れば急反発を見込みにくいとの指摘もある。
他のAIモデルとの予測の差も目立つ。GoogleのGeminiは2026年末時点で約3.15ドル(約473円)を見込み、OpenAIのChatGPTはマクロ環境次第で2.4〜4.2ドル(約360〜630円)と予想した。
弱気シナリオでは、1ドル未満(約150円未満)まで下落する可能性にも言及があった。xAIのGrokも3ドル台前半への反発余地を示すにとどまり、より慎重な見通しを示している。
Alibaba系AIによる7ドル予測は長期目標として一定の注目を集めるものの、実際の到達可否は採用ペース、資金流入、マクロ環境など複数の変数に左右される。XRPを巡る不確実性は依然として大きく、今後の市場の勢いと実利用の拡大が主要な判断材料となりそうだ。