GoogleニュースやGoogle検索の一部で、予測市場Polymarketのベッティングページへのリンクが一般記事と並んで表示されていたことが分かった。10日付のEngadgetによると、表示は主にパーソナライズされた推薦枠「For you」で確認され、検索結果では記事より上位に表示されるケースもあった。
実際に「ビットコイン価格」を検索すると、Polymarketのベッティング項目がニュース結果の最上部に表示された例が確認された。リンクは複数のベッティングページへ遷移する大型のカード形式で表示されていた。
表示は推薦枠に限られず、通常の検索結果にもPolymarketへのリンクが現れた。ホルムズ海峡に関する検索では、同海峡を通過する船舶数を巡る市場へのリンクが表示されたという。
一部のユーザーは、情報源としてPolymarketを選択できた。この場合、複数のPolymarketリンクをまとめたページに誘導されていた。
もっとも、こうした表示が現在も同じ形で続いているかは不明だ。Engadgetは、大半の事例を再現できなかったとしたうえで、初報後にGoogleが表示を一部調整した可能性があるとも伝えた。
Googleは昨年11月、PolymarketおよびKalshiとの提携を発表している。当時は、両プラットフォームの予測データをGoogleの金融プラットフォームに提供すると説明していたが、ニュース領域への反映には触れていなかった。Polymarketの表示が今後も継続するかどうかについて、Googleは問い合わせに回答していない。
今回の事例は、予測市場のデータが金融情報の枠を超え、ニュース表示にも組み込まれ得ることを示した。Googleの推薦・検索システムが、更新頻度の高いベッティングページを記事に近い情報として扱う可能性も浮かび上がっている。