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OpenAIが、高度なサイバー能力を持つ新モデルを一部企業に限定して先行提供する方針であることが判明した。米Axiosが9日(現地時間)、事情に詳しい関係者の話として報じた。

提供方式は、Anthropicが「Mythos Preview」で採った限定公開の手法に近いという。

OpenAIは2月、「GPT-5.3-Codex」の投入後、招待制のパイロットプログラム「Trusted Access for Cyber」を開始した。参加企業には、防御目的のセキュリティ業務に活用できる形でモデルへのアクセス権を付与し、1000万ドル(約15億円)規模のAPIクレジットも提供すると公表していた。

元政府関係者やセキュリティ専門家はこの1年、AIモデルが悪意ある攻撃者の手に渡れば、水道施設や電力網、金融システムを自律的に停止に追い込む可能性があると警告してきた。こうした懸念は、現実味を帯びつつある。

SANS Instituteの最高AI責任者、ロブ・ティー・リー氏は「AIモデルがコードを分析し、レガシーコードベースの脆弱性を見つけ出す能力はすでに存在する。もはや止めようがない」と述べた。

CrowdStrikeのアダム・マイヤーズ副社長は、「Mythosが示した能力は、業界全体に対する警鐘だ」と語った。

セキュリティ企業AISLEの最高経営責任者、スタニスラフ・フォート氏は、「懸念がモデルによる脆弱性検知よりも、新たなエクスプロイトの開発能力にあるのなら、段階的な公開は合理的だ」と述べた。

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