写真=Shutterstock

Apple Silicon搭載Macで、外付けグラフィックスカード(eGPU)が利用可能になる可能性が出てきた。6日付けの報道によると、高性能PC「tinybox」で知られるtiny corpがMac向けeGPUドライバーを開発し、Appleの承認を得たという。

報道では、このドライバーによりUSB4およびThunderbolt経由でeGPUドックを接続し、NVIDIAまたはAMDのGPUをMacで認識・利用できるようになるとしている。tiny corpは、これによってApple Silicon搭載Macでも外付けGPUが使えると説明している。

同社はあわせて、自社の機械学習フレームワーク「tinygrad」を使うことで、AIモデルの実行にも対応できるとしている。

MacのeGPU対応は、これまでIntelベースの機種に限られていた。Appleは2018年、macOS High Sierra 10.13.4でeGPUを正式にサポートしたが、M1以降のApple Silicon移行後は、外付けGPUの利用が事実上できない状態だった。

tiny corpが示した対応条件によると、OSはmacOS Monterey 12.1以降が必要。対応GPUは、NVIDIAがAmpereアーキテクチャ(GeForce RTX 30シリーズ以降)、AMDがRDNA 3(Radeon RX 7000シリーズ以降)となる。

動作例として、tiny corpはMac miniにRadeon RX 7900 XTXを接続し、大規模言語モデル「Qwen 3.5 27B」を実行した結果、毎秒18.5トークンで動作したと明らかにした。

さらに、M4チップ搭載のMac miniにGeForce RTX 5050を接続して動作させた例も公開したという。

今回の動きは、Apple Siliconのエコシステムで制約の大きかったeGPU活用の幅を広げるきっかけになる可能性がある。ただ、実際の利用環境での安定性や、Appleによる公式サポート範囲がどこまで広がるかについては、今後の検証が必要になりそうだ。

tiny corpはX(旧Twitter)への投稿で、「ThunderboltまたはUSB4接続のeGPUとMacを持っているなら、待ち望んでいた日が来た。Appleがついに、AMDとNVIDIAの両方に対応した当社ドライバーを承認した。インストールはQwenでもできるほど簡単で、そのQwenを実行できる」とコメントした。

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