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Microsoftは、Microsoft 365向けの新たなAIエージェント機能「Copilot Cowork」を発表した。従来は人の常時監督が必要だった長時間・多段階の業務を自動化する仕組みで、企業向け先行提供プログラム「Frontier」を通じて提供する。SiliconANGLEが30日付で報じた。

Copilot Coworkは、ユーザーが求める成果を入力すると、AIエージェントが計画を立て、必要な作業を順次実行する。これまでのCopilotがメールの要約や文書の下書き作成といった生成タスクを中心としていたのに対し、Copilot Coworkは複雑なワークフローの実行まで担う点が特徴だ。

Microsoftの「AI at Work」部門で最高マーケティング責任者(CMO)を務めるジャレッド・スパタロ氏はブログで、Copilot Coworkについて「長時間にわたって動作する複数ステップの作業に対応する」と説明した。

一般提供に先立ち、Copilot Coworkは企業が新機能を試せるFrontierプログラムで提供される。

ユーザーが達成目標を入力すると、Copilot Coworkはまず実行計画を作成し、Microsoft 365内の複数のアプリやファイルをまたいで処理を進める。完全な無監督型ではなく、ユーザーは進捗を確認できるほか、処理が想定から外れた場合には途中で介入し、調整することもできる。

Microsoftによると、Copilot Coworkは、組織内データの文脈を学習しながら、セキュリティやガバナンスへの準拠を踏まえた「Work IQ」フレームワークに基づいて動作する。

同社は、Copilot Coworkによって、アプリを行き来することで生じる非効率の解消を狙う。例えば月次の予算レビューでは、担当者がExcel、Outlook、Teams、SharePointなどを何度も切り替えながら資料を集め、同僚と調整し、最終的にレポートをまとめる必要がある。Copilot Coworkはこうした一連の流れをオーケストレーターとして取りまとめ、日次ブリーフィングやカレンダー管理などの作業を、都度プロンプトを入力しなくても連続して実行できると同社は説明している。

Copilot Coworkは、OpenAIのGPTモデルとAnthropicのClaudeを組み合わせて利用する。ユーザーのリクエストに応じて適切なモデルを自動で選択するほか、必要に応じて手動で選ぶことも可能だ。

Microsoft Copilotを先行導入した企業の一つである資産運用会社Capital Groupでは、エンタープライズ技術担当シニアバイスプレジデントのバートン・ワーナー氏が、「各ステップをつなぎ、作業を調整し、日々の業務フロー全体を最後まで処理してくれる」と評価した。

Microsoftはあわせて、Researcherエージェントの機能も刷新した。OpenAIのGPTモデルとAnthropicのClaudeを組み合わせた「critique」レイヤーの導入が柱で、1つのモデルが下書きを生成し、別のモデルが正確性や引用の品質を検証する仕組みを採る。

同社によると、この方式により、深掘りリサーチの品質の業界指標であるDRACOベンチマークのスコアは13.8%向上した。2つのモデルの役割は入れ替え可能で、機能「model council」を通じて両モデルの出力結果を比較することもできる。

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