Hecto Innovationは3月30日、韓国プロ野球のシーズンに合わせ、勝敗予想サービス「Polyball」の提供を開始したと発表した。
Polyballは、「多様性」を意味する接頭語「Poly」と、「スポーツ競技」を指す「Ball」を組み合わせた名称だ。複数のプロ野球の試合結果を予想しながら、特典も狙えるサービスとして展開する。
サービスでは、勝敗予想ゲームに加え、選手記録などを予想するミニゲームも用意した。正解した利用者には応募券を付与し、ホームチーム応援席からプレミアムテーブル席まで、さまざまな座席の観戦チケット引換券が当たる抽選に応募できる。
引換券は、会員登録時に自動発行される「Polyball Wallet」にNFT形式で配布する。チケットの転売を防ぐため、試合当日の2時間前から、指定のGS25で紙のチケットに交換できる仕組みを採用した。
同社は、Polyballアプリにデジタル資産ウォレットを実装し、今後のサービス拡張に向けた基盤を整えたとしている。2025年にはブロックチェーンウォレット技術インフラ企業のHecto Wallet Oneを買収し、ウォレット技術の内製化を進めるとともに、新たな成長事業として育成しているという。
Polyballに搭載したウォレットには、Hecto Wallet Oneの法人向けデジタルウォレット構築サービス「Octet」を採用した。これにより、安全性と信頼性を備えたウォレット環境を提供するとしている。
今後はプロ野球にとどまらず、他のスポーツにも対象領域を広げる方針だ。将来的には政治、経済、文化など幅広いコンテンツも取り込み、世界最大の予測市場プラットフォーム「Polymarket」に並ぶサービスへの発展を目指す。
PolyballのPMを務めるナム・ヨングァン氏は、「韓国プロ野球が観客1200万人時代を迎えるなか、勝敗を予想する楽しさに観戦チケットへ応募できる特典を組み合わせた新しいサービスだ。今後はアプリ内コンテンツを拡充し、利用者により大きな楽しさを提供していく」とコメントした。
そのうえで、「改ざんが困難なNFT技術とデジタル資産ウォレットを活用し、新たなサービスと事業機会の創出を積極的に進める」と述べた。