台湾のインターネット専業銀行である台湾LINE Bankは13日、2025年12月に初の単月黒字を達成したと発表した。税引前利益は同社集計ベースで1100万台湾ドルを上回り、開業から4年7カ月での黒字化となった。
同社によると、台湾のインターネット専業銀行として単月黒字を達成したのは初めてという。
台湾LINE Bankは、開業初期に獲得した顧客基盤をテコに事業基盤を拡大してきた。融資と預金の伸びを成長のけん引役とし、現在は220万人超の利用者に約30種類の金融サービスを提供している。
2025年に入り収益性の改善が本格化したことを踏まえ、2026年は四半期、通期での黒字化を目指す方針だ。
サービス面では、台湾の利用者向けに24時間利用できる金融サービスを展開している。時間や場所に縛られず、いつでもどこでも利用できる環境の整備を進めている。
具体的には、24時間対応の他行宛て送金、自動化した信用融資、外貨両替と海外送金、投資信託の購入・解約、ETFの予約申込、ビデオ通話対応のカスタマーセンターなどを提供する。
複雑になりがちな金融手続きの簡素化も進めた。信用融資の申請から実行、送金、両替、外貨預金、投資信託・ETFへの投資に加え、別途口座を開設することなくLINEアプリ内で旅行保険に加入できるようにしたとしている。
市場での存在感も高めている。他行宛て送金では台湾の銀行で上位10行入りを果たし、データ統合を活用した融資プロセスの最適化により、過去3年間の信用融資残高の成長率で金融業界2位を記録したという。
LINE Financial代表で台湾LINE Bank取締役会議長のホアン・インジュン氏は、「LINE Bankの中核的な価値は、『Banking in Your Hand』というビジョンの実現にある」とコメントした。
また、台湾LINE Bankのモリス・ホアン代表は、「市場初の革新的な金融サービスと継続的な技術革新、プラットフォーム事業の拡大を通じて、顧客がいつでもどこでも簡単に利用できるLINE Bankエコシステムを構築してきた」と述べた。