XRPに1000ドル、5000ドル、1万ドルを投資した場合、10年後にどの程度のリターンが見込めるのか。暗号資産市場では、XRPの上値余地を巡って見方が分かれる中、AIチャットボット「Grok」の強気予測を前提にした試算が注目を集めている。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが8日(現地時間)に報じたところによると、XRPは2013年のローンチ以降、2020年12月に米証券取引委員会(SEC)がRippleを提訴して以降も法廷闘争が続く中で、時価総額上位5銘柄圏を維持してきた。
CoinMarketCapのデータでは、訴訟が約5年にわたって続く間も、XRPは累計で約3万5000%上昇したとされる。初期に投資した保有者のリターンは大きく、2013年の取引初期に1万ドルを投じていれば、現在価値は約350万ドルに達する計算だという。
こうした実績がある一方、市場では「大幅な上昇余地はすでに乏しい」との見方も出ている。今から投資しても、過去のような急騰による大幅な利益は得にくいという指摘だ。
ただ、強気派の見方は異なる。複数のアナリストやコミュニティの一部は、XRPにはなお成長余地があるとみている。昨年11月には、XRP解説者のPumpiusが「市場はまだ初期段階にある」として、XRPは長期的に相応の資産形成につながり得ると主張した。
こうした見方を背景に、1000~1万ドル規模の比較的小口の投資でも、長期保有によって大きな収益につながるのではないかとの期待が出ている。
Grokはこの点について、強気シナリオに基づく2036年のXRP価格見通しを示した。機関投資家の採用拡大、Rippleエコシステムの成長、ETF経由の資金流入の可能性、XRPの実利用拡大などを根拠に、現在の約2.06ドルから50ドルまで上昇し得ると分析している。これは約2300%の上昇に相当する。
現在の価格水準を基にすると、1000ドルで約485XRP、5000ドルで約2427XRP、1万ドルで約4854XRPを購入できる計算になる。仮にXRPがGrokの予測通り1枚50ドルに達した場合、1000ドル分は約2万4250ドル、5000ドル分は約12万1350ドル、1万ドル分は約24万2700ドルとなる。
もっとも、この試算はあくまで強気の前提に立ったシナリオ分析であり、将来の価格を保証するものではない。市場環境や規制動向、ファンダメンタルズの変化によって予測を下回る可能性もあれば、逆に上振れる可能性もある。投資判断では、長期的な成長期待とあわせてリスク管理が欠かせない。