画像=Kakao

Kakaoは1月5日、自社開発のAIモデル「Kanana-v-4b-hybrid」を公開し、主要な性能指標を明らかにした。日常的な対話から論理的思考を要する問題解決まで、1つのモデルで対応できる点を特徴としている。

新モデルは、2025年7月にオープンソースとして公開した「Kanana-1.5-v-3b」をベースに開発した。大きな特徴は、推論の過程で情報を統合しながら計算し、結果を自ら検証する「自己点検」プロセスを取り入れたことにある。

これにより、AIの課題とされる幻覚の抑制を図った。Kakaoによると、複雑な表やレシート、数学問題といった処理負荷の高いタスクでも、計算ミスや条件の見落としを大幅に減らし、回答の正確性を高めたという。

学習には、基礎学習、Long CoT、オフライン強化学習、オンライン強化学習の4段階プロセスを適用した。

韓国語での論理推論にも力を入れた。Kakaoは、既存のグローバルモデルの中には、韓国語の質問をいったん英語に変換して推論し、その後に再び韓国語へ戻す方式があると説明。これに対し同モデルは、韓国語の質問をそのまま理解し、思考できるよう学習させたとしている。

その結果、韓国の教育体系に基づくAI学力評価ベンチマーク「KoNET」で92.8点を記録した。韓国の大学修学能力試験の社会探究や数学の問題でも、韓国語特有の細かな条件を見落とさず、高い正答率を示したという。

同社は、同規模のグローバルモデルとの比較でも優位性があると主張する。「Qwen3-VL-4B」や「GPT-5-nano」と比べ、科学、工学、文書理解の分野で優れた性能を示したとしている。

今後は、利用者が個別に設定しなくても、質問の複雑さに応じて一般モードと推論モードを自動で切り替える方向で改良を進める方針だ。

キム・ビョンハク氏は、「今回のモデルは、韓国語環境で最も自然かつ正確に推論し、回答できるモデルだ。韓国語に特化した高性能AIモデルの開発を通じて、グローバル市場での競争力を高め、国内AIエコシステムの発展をけん引していく」とコメントした。

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