LG Energy Solutionは2月4日、Hanwha Qcellsと5GWh規模のエネルギー貯蔵システム(ESS)向けLFP電池の供給契約を締結したと発表した。電池は米ミシガン州ホランド工場で生産し、2028年から2030年にかけて順次納入する。
供給する電池は、Hanwha Qcellsが米国内で進めるESSプロジェクトに採用される。契約には、LG Energy SolutionのVertechが提供するライフサイクル全般のサービスも含まれる。
今回の契約は、2024年5月に締結した4.8GWh規模の契約に続く2件目の受注となる。Hanwha Qcellsは同契約分の設置を完了しており、2024年にはカリフォルニア州でMeta向け電力を供給する太陽光・ESS複合団地のEPCも手がけ、竣工させた。2022年には、合計2.4GWh規模のESSプロジェクト7件を開発・売却している。
両社は米国内の生産基盤を生かし、蓄電池と太陽光モジュールを組み合わせたエネルギーインフラの構築を進める。LG Energy Solutionの電池はミシガン州で、Hanwha Qcellsの太陽光モジュールはジョージア州でそれぞれ生産する。
Hanwha Qcellsはジョージア州で、北米最大のシリコンベース太陽光統合生産団地「ソーラーハブ」を建設中だ。完成後は、米国の製造要件を満たすモジュールとESSを安定的に調達できるとしている。
LG Energy Solutionは2026年、ESSを軸に事業ポートフォリオの見直しを進める方針だ。あわせて電池の現地生産能力を拡充し、グローバルESS市場での存在感拡大を狙う。
LG Energy Solution Vertechのパク・ジェホン責任者は、「プロジェクトの全工程を支援し、Hanwha Qcellsとの協業を一段と強化していく。差別化した価値を基盤に、長期的なパートナーシップを築きたい」とコメントした。その上で、「両社が共同で進めるプロジェクトが、顧客事業の長期的な成功と米国送電網の安定化に寄与することを期待している」と述べた。
Hanwha Qcellsのクリス・ホドリックEPC事業部長は、「今回のパートナーシップにより、米国電力市場で高まる大規模ESS需要に効果的に対応できる基盤が整った」と説明した。今後については、「太陽光からESSまでを一体で提供するエネルギーソリューションを通じて、グローバルエネルギー市場で差別化を図っていく」と語った。