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NVIDIAがOpenAIに最大1000億ドル(約1兆5000億円)を投じる構想の具体化が難航している。Wall Street Journal(WSJ)が30日(現地時間)、事情に詳しい複数の関係者の話として報じた。

報道によると、両社は昨年9月、NVIDIA本社で大規模な覚書(MOU)を締結した。柱となっていたのは、NVIDIAがOpenAI向けに少なくとも10ギガワット(GW)級の計算資源を整備し、その費用負担を支えるために最大1000億ドルを投資し得るとする構想だ。

この協業の一環として、OpenAIはNVIDIAからAIチップをリースする計画だった。当時のOpenAIは、具体的な契約を数週間以内にまとめられると見込んでいたが、交渉はなお初期段階にとどまっているという。

一部関係者によると、両社は協業の今後の枠組みを見直している。現在の協議では、OpenAIの資金調達ラウンドの一環として、NVIDIAが数百億ドル規模の株式投資を行う案も俎上に載っているとされる。

WSJによれば、NVIDIAのジェンスン・フアンCEOはここ数カ月、業界関係者に対し、当初示された1000億ドルの投資構想は拘束力を持つものではなく、最終決定でもないと非公式の場で説明していたという。

さらにフアンCEOは、OpenAIの事業運営について「組織だった体制ができていない」と批判していたほか、GoogleやAnthropicとの競争に直面していることにも懸念を示していたとWSJは伝えている。

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