OpenAIが、ChatGPTの利用が学習能力に及ぼす長期的な影響を測定する評価枠組みを公表した。Axiosが4日、報じた。
Axiosによると、AIチャットボットが人間の思考力を弱めるのではないかとの懸念は以前から指摘されてきた。一方で、AIが学習に与える長期的な影響を追跡した研究は、これまでほとんど行われていないという。
OpenAIが公開した「Learning Outcomes Measurement Suite(学習成果測定ツールスイート)」は、こうした空白を埋める狙いがある。AIの利用が、学習者の粘り強さや動機付け、創造的な問題解決力にどのような影響を与えるかを追跡する。
あわせて、モデルの振る舞いや学習者とのやり取りのパターン、時間の経過に伴う認知能力の変化もモニタリングする。
OpenAIは今後、大規模な検証研究を実施したうえで、このツールを学校や大学に提供する計画だ。
Axiosは、こうした測定ツールの提供はOpenAIの責任ある姿勢を示すものだと伝えた。その一方で、長期研究の結果が出るまでは、教員と学生の双方にとって、AIが学習に有益かどうか判断しにくい状況が続くと報じている。
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