ビットコイン現物ETFへの資金流入が7〜9月に急回復した。3Qの純流入額は63億4000万ドル(約9510億円)と、2026年の四半期ベースで最大を記録した。ビットコイン価格も同期間に42.71%上昇し、2017年以降で最も高い3Qリターンとなった。
Cointelegraphが1日(現地時間)に伝えたところによると、3Qのビットコイン現物ETFの純流入額は、今年の四半期ベースで最大規模となった。
2Qには約50億ドル(約7500億円)の純流出だったが、3Qはこれを上回る資金が流入した。上期の低調な資金フローから持ち直し、流入基調へ転じた格好だ。
月別では、9月の純流入額が26億5000万ドル(約3975億円)で最も大きかった。もっとも、8月の35億2000万ドル(約5280億円)からは約25%減少した。7月の純流入額は1億7200万ドル(約258億円)にとどまった。9月末には単日で約1億4900万ドル(約224億円)の純流出が発生し、9営業日連続の流入も途切れた。この9営業日の累計流入額は約31億ドル(約4650億円)だった。
価格面でも改善が鮮明となった。ビットコインは3Qに42.71%上昇し、2024年4Q以来の高い四半期上昇率を記録した。上期の調整局面を経て、現物ETFへの資金流入が相場の押し上げ要因となったとみられる。
イーサリアムも同様の動きを示した。イーサリアム現物ETFの3Qの純流入額は30億5000万ドル(約4575億円)だった。2Qには約7億1400万ドル(約1071億円)の純流出となっていたが、3Qに入って資金流入へ転じた。イーサリアム価格も同期間に約71%上昇した。
他の暗号資産関連ETFにも資金流入が広がった。XRP現物ETFは3Qに3億800万ドル(約462億円)の純流入となり、累計純流入額は17億9000万ドル(約2685億円)に拡大した。ソラナ現物ETFとZcash現物ETFも、9月にそれぞれ2億7200万ドル(約408億円)、2億4600万ドル(約369億円)の純流入を記録した。
3Qは、2Qの流出基調から明確に流入基調へ転じた四半期となった。ビットコイン現物ETFが2026年で最も強い四半期流入を記録したほか、イーサリアムや一部アルトコインの現物ETFにも資金が波及した。4Qも、ETFの資金動向がビットコインや主要デジタル資産の相場を左右する要因として注目されそうだ。