XRPは約1年にわたって上値を抑えてきた下降チャネルを上抜けた。中期的なチャート形状は改善したが、次の上値の焦点として週足一目均衡表の「雲」が意識されている。
ブロックチェーン専門メディアのThe Crypto Basicは9月30日(現地時間)、XRPが下降チャネルを脱した一方で、長期トレンドの本格転換を判断するにはなお慎重な見方が必要だと伝えた。
市場の関心は週足の雲に集まっている。XRPはすでに一目均衡表の転換線と基準線を上回っており、いずれも1.3426ドルで下値支持として機能している。2026年8月の反発以降、この価格帯を維持してきた。
一方、上値抵抗はなお残る。週足の雲はXRPの上方に赤色で形成されており、先行スパンBは2.0191ドルに位置する。本格上昇を示すには、まず雲の下限を上抜けたうえで、2.0191ドルを上回る週足終値を形成する必要があるという。これが実現すれば、一目均衡表の構造上、重要な変化と受け止められる可能性がある。
XRPは8月に一時53%急伸し、2025年7月から続いていた下降チャネルの上限を突破した。このチャネルは約1年にわたり、高値と安値を切り下げる流れを示していた。9月に入って調整を挟んだものの、価格は上抜けたチャネル上限を再び試し、下値支持として機能したことを確認した。単なる一時的な反発にとどまらず、テクニカル面での信頼性を高める動きといえる。
買い圧力は引き続き売り圧力を上回っている。方向性指数(DMI)では、買い圧力を示すプラスDIが売り圧力を示すマイナスDIを上回る。ただ、両指標は8月の高値以降、段階的に低下している。マイナスDIも同様に低下していることから、売り圧力の強まりというより、上昇モメンタムの鈍化を示しているとみられる。
トレンドの強さを示す平均方向性指数(ADX)も28.46まで低下した。8月の急伸局面がいったん一服し、調整局面に入ったことを示唆する。XRPは当面、レンジ推移を続けながら次の方向感を探る展開となりそうだ。
当面の主要サポートは1.3426ドルで、この水準には転換線と基準線が重なり、過去の下降チャネル上限も下支えとして作用している。XRPがこの価格帯を明確に下回れば、今回のブレイクアウトの信頼性は後退しかねない。逆に、雲の下限を上抜け、2.0191ドルを超えて週足終値を付ければ、中期反発が長期トレンド転換につながるかを見極めるうえでの分岐点となる。