Mirae Asset Securitiesは10月1日、モバイルトレーディングシステム(MTS)「M-STOCK」を「MAPS」に刷新し、AIやデジタル資産に対応する統合投資プラットフォームとして再編すると発表した。
MAPSは「Mirae Asset Portfolio Service」の略称。顧客が資産状況を確認し、投資方針を点検したうえで、投資実行までを一貫して進められるよう設計した、ポートフォリオ中心のプラットフォームだ。6月に香港法人へ適用しており、同社では2例目の導入となる。
今回の刷新は、Mirae Assetグループの中長期ビジョン「Mirae Asset 3.0」をモバイル環境に反映する取り組みの一環と位置付ける。市場動向と個人のポートフォリオをあわせて分析し、投資判断を支援する資産管理プラットフォームへ機能を広げる。
ホーム画面は「発見」と「私の投資」を軸に再構成した。「発見」では、市場の流れや主要指数、牽引銘柄、上場投資信託(ETF)、各種金融商品などの投資情報を提供する。あわせて、取引時間中の市場動向を2時間ごとに一文でまとめるAIサービス「MarketNow」も新たに導入した。
「私の投資」では、保有資産や保有銘柄を中心にポートフォリオの状況を確認でき、関連する投資情報もあわせて閲覧できるようにした。株価画面には簡易チャートを採用し、利用頻度の高い機能を中心に画面構成を見直した。
デジタル資産メニューも新設した。デジタル資産の市場情報や価格動向を確認できる「Market」と、ブロックチェーン技術、未来の金融産業、専門リサーチ資料などを提供する「Insight」で構成する。
グローバル投資情報も拡充した。Nasdaq Private Market(NPM)などを通じた米国未上場株式の価格情報を提供し、上場株式に加え、未上場の革新企業に関する情報も確認できるようにした。
AI機能は今後、資産管理全般へ拡大する方針だ。急騰・急落銘柄の背景を分析する「AI Issue Check」、企業の事業内容を要約する「AI Business Summary」、保有銘柄情報を整理する「AI Investment Brief」に加え、今回の刷新で「MarketNow」を追加した。
Mirae Asset Securitiesの関係者は「MAPSは、AI時代に対応した新たな投資体験を具体化する出発点だ」としたうえで、「伝統的な金融資産からデジタル資産までをカバーするグローバル投資プラットフォームへ進化させていく」と述べた。