Rippleのステーブルコイン「RLUSD」の時価総額が25億ドルを突破した。直近30日ではイーサリアムとXRPレジャー上で計7億9000万ドル相当を発行したが、同時に6億3800万ドル相当を焼却しており、純供給の増加幅は1億5200万ドルにとどまった。
ブロックチェーンメディアのDecryptが9月30日(現地時間)に報じた。RLUSDの時価総額は足元で25億2100万ドル。1カ月前の23億6900万ドルから増加し、ステーブルコインの時価総額ランキングで8位となった。
RLUSDは8月26日に時価総額20億ドルを超えた後、およそ1カ月で25億ドル台に到達した。直近5週間では、時価総額が5億ドル超拡大した計算になる。
供給の拡大は9月中旬以降に一段と加速した。供給追跡データによると、Rippleは9月17日以降、イーサリアムとXRPレジャーで計4億1900万ドル相当のRLUSDを追加発行した。これは直近30日間の発行量の53%超を占める。
日次ベースの発行額はおおむね5000万ドル未満だったが、一部の日に発行が集中した。9月21日は7630万ドル、9月25日は1億3030万ドルを発行した。それ以前のピークは9月1日の1億5320万ドルだった。
一方で、焼却も進んだ。Rippleは直近30日でRLUSDを6億3800万ドル相当焼却しており、差し引きの純供給増加は1億5200万ドルとなった。発行は増えたものの、実際の流通量の伸びは限定的だった。
ネットワーク別にみると、供給残高ではイーサリアムが引き続き上回った。イーサリアム上のRLUSD供給量は13億9600万ドルで、XRPレジャーの11億2400万ドルを2億7200万ドル上回る。
もっとも、直近30日間の発行額ではXRPレジャーの比重が高かった。同期間の発行額は、XRPレジャーが約4億7000万ドル、イーサリアムが約3億1500万ドルだった。
ただ、焼却額もXRPレジャーの方が大きい。直近30日間の焼却額は、XRPレジャーが3億9570万ドル、イーサリアムが2億4230万ドル。この結果、同期間の純供給増加はいずれのネットワークも約7200万ドルで、ほぼ同水準となった。
こうした動きは、RLUSDがステーブルコインの上位5位入りを視野に供給基盤を広げる局面と重なる。RLUSDは2024年12月のローンチから21カ月で25億ドル規模に達した。XRPおよび暗号資産市場全体が今年に入り弱含む中でも、RLUSDは発行拡大と需要増を背景に規模を広げている。今後は、足元の発行ペースが維持されるか、イーサリアムとXRPレジャーの供給比率に再び変化が生じるかが焦点となる。