画像提供:JiranSecurity

JiranSecurityは9月30日、従業員のセキュリティ行動をAIで分析し、個人および組織のリスクを測定・管理するヒューマンリスク管理(HRM)プラットフォーム「MudScope」を発売すると発表した。

MudScopeは、同社が独自開発した指標「MFI(MudFix Index)」を基盤とする。従業員の実際のセキュリティ行動データと連携し、組織の構成員が脅威にどの程度さらされているかを測定できるという。

同社によると、単純なクリック率や通報率といった個別指標の確認にとどまらず、実際の脅威の文脈を反映した形で、個人と組織のリスクを同一基準で把握できるのが特徴だ。

MudScopeは、悪性メールのクリック、疑わしいメールの通報、パスワード管理など、複数の行動シグナルを統合して個人別および部門別のリスクスコアを算出する。スコアには、脅威到達の段階、訓練の難易度、過去の行動からの経過時間、反復的な失敗の有無などを反映する。

JiranSecurityは、MFIの中核技術について特許を出願しており、現在審査中だ。今後はMFIを国内企業が活用できるセキュリティ行動評価の基準へ発展させ、HRMエコシステムの拡大を主導していく方針としている。

JiranSecurityの代表は「生成AIの時代には、個人の意識や行動をセキュリティ上の弱点として見るのではなく、継続的に管理・改善すべきセキュリティ資産として捉える発想の転換が必要だ」と述べた。

その上で「MudScopeは、研修の受講にとどまらず、実際の行動変化を測定し、その結果を次の改善につなげるためのプラットフォームだ」と説明した。

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