Androidスマートフォン 写真=Reve AI

Androidスマートフォンは、画面設定やバックグラウンド動作、充電方法を見直すことで、日常の使い勝手を大きく損なわずに消費電力を抑えられる。米ITメディアのEngadgetは28日(現地時間)、バッテリー持ちと長期的な寿命の両方を改善する方法を紹介した。

まず見直したいのがディスプレイ設定だ。スマートフォンで最も電力を消費しやすいのは画面で、輝度を抑えるか自動輝度調整を有効にすれば、暗い場所での無駄な電力消費を減らせる。画面が消灯するまでの時間を30秒程度に短くするのも有効だ。

120Hz対応端末では、通常時のリフレッシュレートを60Hzに下げるのも手だ。スクロールやゲーム時の滑らかさはやや落ちるが、省電力効果が見込める。ダークモードも、端末によっては消費電力の抑制に役立つ。パデュー大学の研究では、OLEDやAMOLEDディスプレイは最大輝度時に39〜47%の電力削減効果がある一方、一般的な屋内環境では削減幅が3〜9%にとどまるとされた。

システム機能を活用する方法もある。バッテリー節約モードは、残量が一定水準を下回った際に一部機能や動作を制限する。適応型バッテリーは、利用頻度の低いアプリの電力消費を抑える仕組みだ。

バッテリーの劣化を抑えるうえでは、充電習慣も重要になる。多くの利用者は就寝中に充電して100%の状態を長く保ちがちだが、こうした使い方はバッテリーの劣化を早める可能性がある。リチウムイオン電池は20〜80%の範囲で比較的安定しやすいため、可能であれば80%前後で充電を止めるのが望ましい。充電上限を設定できない場合は、就寝前に充電器を外すのが無難だ。

最近のAndroidスマートフォンの多くは、バッテリー設定で充電上限を80〜95%の範囲で設定できる。100%までの充電が必要な場合は標準設定を使う選択肢もあるが、その場合は100%到達後に充電を止め、95%まで下がった時点で再び充電する仕組みになる。こまめな継ぎ足し充電は、完全に放電してから100%まで充電するよりもバッテリーへの負担が小さい。急速充電は便利な半面、通常充電より発熱が大きく、熱はバッテリー劣化の主因になりやすい。

設定を見直してもバッテリーの減りが早い場合は、バッテリー使用状況のメニューから、過去24時間で電力消費の大きかったアプリを確認したい。ナビゲーションアプリが終日バックグラウンドで動いていたり、ソーシャルメディアアプリが頻繁に更新を繰り返していたり、ゲームが完全に終了していなかったりするケースが代表的だ。

アプリごとの設定画面では、バックグラウンド動作の制限をかけられる。制限の度合いによっては、ときどきバックグラウンドで動作する設定と、バックグラウンド実行をほぼ止める設定を使い分けられる。マルウェア感染が異常な電力消費の原因になることもあるため、不審なアプリやスパイウェアが見つかった場合は削除が必要だ。

それでも改善しない場合は、バッテリーの状態そのものを確認する必要がある。Samsung Electronics製スマートフォンでは、Membersアプリの診断メニューから状態を確認できる。メーカーによってはバッテリー状態の確認メニューを用意している場合もあり、表示が「正常」や「良好」でない場合は、バッテリー交換を検討すべきだ。

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