暗号資産関連の金融サービスを手掛けるBlockchain.comが、年内の新規株式公開(IPO)に向けた準備を進めている。CoinPostによると、同社は5億ドル(約750億円)の資金調達を検討しており、投資家には企業価値を40億〜60億ドル(約6000億〜9000億円)とみる案を示した。
同社は今年、米証券取引委員会(SEC)にIPOの申請書類を非公開で提出した。調整後ベースでは、3年連続で黒字を確保したとしている。
上場を急ぐ背景には、暗号資産市場の持ち直しがある。ビットコインは1年前の急落後に反発し、8月中旬以降に33%上昇した。
Blockchain.comは2011年、ビットコイン初期のオンライン掲示板「BitcoinTalk」の参加者3人が、取引追跡サービスとして創業した。その後、ウォレット機能や取引所機能を追加した。
同社は2023年、英国の投資会社Kingsway Capitalが主導する形で1億1000万ドル(約165億円)を調達した。この調達時の企業価値は、2022年春の140億ドルから半分以下に落ち込んだという。
これまでの累計調達額は5億3700万ドル(約806億円)。9月には、ニューヨーク証券取引所(NYSE)と連携し、トークン化した米国株と上場投資信託(ETF)への24時間365日のアクセス実現の可能性を検討していることも明らかにしている。
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