写真=Shutterstock

個人向けAI秘書を開発するスタートアップのInstinctが、シリーズCラウンドで10億ドル(約1500億円)を調達した。SiliconANGLEが28日(現地時間)に報じた。今回の調達により、同社の評価額は100億ドル(約1兆5000億円)に達した。

今回のラウンドにはSequoia Capital、Benchmark、Kotuが参加した。

Instinctは約1カ月前にも、Index VenturesとBenchmarkが主導するラウンドで2億5000万ドル(約375億円)を調達していた。当時の評価額は25億ドル(約3750億円)だった。

Instinctの法人名はSphere Street Technology。日常利用を想定した個人向けAI秘書を開発している。利用者の行動文脈を理解し、PCでの短いテキスト入力やスマートフォンからの音声指示だけで、複数の作業を自律的に処理できる仕組みだ。長距離ドライブの計画、週次の食料品注文、忘れていたサブスクリプションの解約などにも対応できるとしている。

同社によると、独自の仮想スマートフォンとコンピュータを通じて、Webページやアプリを開いて直接操作できるという。

ここ数カ月では、電話を介したコンシェルジュ機能も整備した。飲食店や病院の予約、サービスの解約、請求書の整理など、通話や複雑な手配を伴う業務にも対応できるとしている。

また、利用者は信頼する友人や同僚と、InstinctのAI秘書を通じてファイル、PDF、画像、スプレッドシートを直接やり取りし、日程調整や計画作成を進められる。iMessageベースの位置共有機能も強化しており、利用者が特定の場所に到着したことを認識し、位置情報や嗜好に応じた提案を示すという。

Instinctは、個人向けAI秘書市場で複数の競合としのぎを削っている。スタートアップではWazo、Ollie、Forkが競合先として挙がる。より広く見れば、OpenAIのChatGPT、SpaceXAI Grok、AppleのSiri、MetaのMuseも同領域の競合と位置付けられる。

キーワード

#AI #AIエージェント #AI秘書 #スタートアップ #資金調達 #シリーズC #Sequoia Capital #Benchmark #Index Ventures
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.