Cardano(カルダノ)の価格動向について、2020年の強気相場入り前と似たチャートパターンを示しているとの見方が出ている。市場アナリストのキャピタル・マークス氏は、ADAが新たな蓄積局面に入った可能性があるとして、目標価格を2.90ドル(約435円)とした。足元の0.246ドル前後からみると、約1050%の上昇余地がある計算になる。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが25日付で報じた。焦点となっているのは、週足チャートに見られる構造上の共通点だ。マークス氏は、Cardanoが2020年に長期の横ばい推移を経た後に上放れし、力強い上昇トレンドに入った当時の値動きと、足元の価格推移が似ていると分析している。
同氏によると、ADAは直近安値から反発した後、長めのレンジ相場に移行している。現在の局面は、次の上昇相場に向けた初期段階にあたる可能性があるという。
マークス氏がTradingViewで公開した週足チャートでは、過去と現在の2つの局面の共通点を示した。ADAは直近安値から切り返した後、広いレンジ内でのもみ合いが続いており、2020年にも同様の蓄積プロセスを経て急騰局面に移行したとしている。
こうした類似性を踏まえ、同氏はADAが2.90ドルに向かう可能性があると指摘した。今回の見立てについては、「大規模な上昇相場」につながり得る局面だと位置付けている。
ADAは9月中旬以降、反発基調を続けている。9月16日に0.19012ドル近辺で取引された後、市場全体の上昇基調を背景に段階的に値を戻した。
今週には0.262ドルまで上昇したが、その後は上昇分を一部失い、足元では0.246ドル水準で推移している。
0.246ドルから2.90ドルまで上昇するには、約1050%の上昇が必要となる。流通枚数367億6000万ADAベースでは、時価総額は1066億2000万ドル(約15兆993億円)規模に拡大する計算だ。
この水準は、Cardanoの過去最高値である3.10ドルにも近い。背景には、前回の強気相場で記録した急騰局面がある。ADAは2020年初めに約0.02ドルで推移した後、長期的な上昇局面に入り、2021年9月2日には3.10ドルまで上昇した。
マークス氏は、現在のチャートについても、より大きな横ばいレンジの中で長期間推移した後に上放れを試す構図が当時と重なるとの見方を示した。
市場関係者の間では、3ドル回復の可能性に言及する声もある。CoinMarketCap創業者のユレ・カラマルコ氏は、ADAが再び3ドル水準を回復するとの見通しを示し、焦点は実現の可否ではなく「時期」だと述べた。
また、Cardano創業者のチャールズ・ホスキンソン氏も、ADAが過去に約0.02ドルから3.10ドルまで上昇した流れに触れ、再び大幅高となる可能性を示唆したことがある。
もっとも、過去の値動きがそのまま再現される保証はない。今回の分析は、Cardanoが前回サイクルと似た蓄積局面にある可能性を示したものにとどまる。
今後の焦点は、ADAが現在のレンジ相場を実際に上放れできるかどうか、さらに足元の反発が長期トレンドの転換につながるかに移りそうだ。