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XRPが今週に入り大きく反発している。一方で、市場では足元の上昇を追って買い向かうのではなく、追加調整を待つべきだとする慎重な見方も出ている。

米ブロックチェーンメディアのDecryptが23日(現地時間)に報じたところによると、Black Swan Capitalist共同創業者のバンデル・アルジャラ氏は、直近のXRP上昇局面での追随買いに警戒感を示した。

アルジャラ氏は、十分なポジションを築けていない投資家に向け、「足元の上昇が参入シグナルに見えるかもしれないが、慌てて追いかけるべきではない」と指摘。「望んだ量を確保できていないとしても、この動きに飛びつくな。今回の急騰はエントリーの好機ではなく、調整は来る」と述べた。

XRPは足元で一時1.61ドルを付けた。24時間では6.68%上昇し、直近1週間では24%、直近1カ月では9%上昇した。ただ、年初来ではなお約12%安の水準にある。

今回の反発は、8月の急落後も値動きの荒い相場が続く中で起きた。XRPは8月に0.978ドルまで下落した後、8月第3週には1.70ドルを上回る場面があり、安値から高値までの上昇率は約72%に達した。

その後は上昇分の一部を失い、約1.2468ドルまで26.6%下落したが、再び1.60ドル台を回復。22日夜には1.65ドル近辺で推移する場面もあった。

アルジャラ氏は、目先の反発の後にもう一段の下落が入る可能性があるとみている。ただし、追加調整があっても、8月の安値まで下げ直すとは限らないとの見方も示した。

例えば、次の下落局面を迎える前にXRPが2ドルに到達した場合、1.50ドルまで調整しても、直前の調整安値である1.2468ドルを上回る水準で下げ止まる可能性があるという。

同氏は、市場タイミングの難しさにも言及した。調整が入ったとしても、投資家が想定する水準で正確に下げ止まるとは限らず、特定の価格だけを待っていると、そのまま次の上昇を取り逃す恐れがあるとした。

こうした発言は、単純な強気論ではなく、相場転換局面でのエントリーポイントの見極めの難しさを強調したものと受け止められる。

背景には、暗号資産市場全体の地合い改善がある。ビットコインは22日、8万7000ドルを突破して9カ月ぶりの高値を付け、その後も一時8万6500ドル前後で推移した。7月安値の5万7800ドルと比べると、49%以上高い水準だ。

投資家心理も改善している。暗号資産の時価総額は3兆ドルに接近し、恐怖・強欲指数は77と「強欲」圏に入った。

大型アルトコインでは、UniswapのUNIが直近1週間で約64%、Near ProtocolのNEARが約92%上昇した。

こうした環境下では、XRPの足元の上昇をこのまま買い場とみるか、いったんの反落を待つかで見方が分かれる。アルジャラ氏は「こうした転換局面では、このような値動きになりやすい」としつつ、追加調整がいつ入るのか、どの水準で底入れするのかは依然として不透明だと述べた。

市場参加者にとっては、強気ムードに乗るだけでなく、反落リスクも併せて見極める局面になっている。

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