XRPが1.56ドルの上値抵抗を突破し、一時1.58ドル近辺まで上昇した。テクニカル面では重要局面に入っており、次の焦点は逆ヘッドアンドショルダーのネックラインと重なる1.60ドルを明確に上抜け、その水準を維持できるかに移っている。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicによると、XRPは約1.25ドルからの上昇局面で27.6%上げ、日足チャート上では大型の逆ヘッドアンドショルダーのネックライン近辺まで到達した。
これまでの分析では、XRPは1.54ドル近辺から、2026年に入って5回目となる1.56ドルの突破を試していた。過去4回はいずれもこの水準を上回った後の上昇が続かなかったが、足元では一時1.58ドル前後まで値を伸ばしている。
市場の視線は1.60ドルに集まっている。この水準は次の上値抵抗として意識されるだけでなく、逆ヘッドアンドショルダーのネックラインともほぼ重なる。さらに、過去の出来高集中帯とも重なる水準であり、複数のテクニカル要因が交差するポイントとなっている。
パターンの形状も比較的明確だ。4~5月に左肩、8月安値の1.00ドル近辺に頭、9月の調整局面で右肩を形成した。右肩形成後の起点は1.25ドルとされ、そこから1.58ドルまでの上昇率は約26.4%となる。
次の段階で注目されるのは、ブレイクの定着確認だ。チャート上のテクニカル目標は2.00ドルで、ネックラインを上抜けた後、その水準で推移できれば、目標値として2.00ドルが意識されやすくなる。現在の1.58ドルからみると約26.6%、1.60ドルを基準にすると25%の上昇余地がある計算だ。
もっとも、2ドル到達が直ちに見込まれているわけではない。シナリオとしては、まず1.60ドルを突破し、その後に1.60~1.65ドルでの持ち合いを経て、1.85~1.90ドル台を試したうえで2ドルを目指す流れが想定されている。現時点では、あくまでテクニカル上のシナリオにとどまる。
このため短期的には、1.56ドル突破そのものよりも、1.60ドル近辺で買いが続くかが重要になる。XRPは今年に入り複数回跳ね返されてきた抵抗線を上回ったが、大型パターンの完成はネックライン突破と、その後の価格維持にかかっている。1.60ドル帯は、短期の上値抵抗であると同時に、中期的な上昇余地を測る重要ゾーンとして浮上している。