イタリアのサイバーセキュリティスタートアップExeinが、2億7000万ドルを調達した。Financial Timesが15日、報じた。
今回の資金調達に伴うExeinの評価額は17億ドル。9カ月前の調達時に付いた7億7000万ドルから2倍超に拡大した。
調達ラウンドは、サンフランシスコのベンチャーキャピタルHeadlineが主導した。
ジャンニ・クオッツォ創業者兼CEOは、AIツールの普及によってハッカーの能力が大きく高まり、新たな防御手法が必要になっていると説明した。現状では攻撃側が優位にあるとして、組み込みAIを活用した機械による防御の提供を目指す考えを示した。
クオッツォCEOによると、AIモデルの登場により、ゲーム機やiPodなどの機器システムを解析し、侵入経路を見つける作業は大幅に容易になった。多くのハッカーが中国のオープンモデルを利用しており、米国製モデルより攻撃向けに調整しやすいとみているという。
これに対しExeinは、機器の製造段階で機器ごとのセキュリティ機能をファームウェア層に組み込む手法を打ち出している。2027年を目標に、フィジカルAI向けのセキュリティ基盤モデルも開発中だ。クオッツォ氏は、機器上で常時稼働し、攻撃に自動対応するセキュリティモデルへの移行が進むとの見方を示した。
同社は、自動化の進展に伴ってセキュリティ製品の需要も拡大するとみている。クオッツォCEOは、ロボットやドローン、自動運転車へと向かう技術転換は、人々が安全だと感じられることが前提になると述べた。
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