Samsungの未発表クリップ型オープンイヤホンが、「Galaxy Buds On」の名称で投入される可能性が浮上した。アプリ内の記載から、頭の動きによるジェスチャー操作や自動音量調整、AIアシスタント起動などの機能候補も明らかになった。
米TechRadarが14日(現地時間)に報じたところによると、Samsungの「Buds Manager」アプリ内で、「Galaxy Buds On」とみられる製品情報が見つかった。これに先立ち、同社は「Galaxy Wearable」アプリ内で「Galaxy Buds Able」との名称を表示したことがあり、開発段階で製品名が変更された可能性がある。
今回の情報で注目されるのは、操作機能の拡充だ。Galaxy Buds4 Proで導入された機能に近い形で、頭の動きによるジェスチャー操作が搭載される可能性がある。うなずく、首を振るといった動作で、通話の応答や拒否を行う仕組みとみられる。
オープン型イヤホンの弱点を補う機能も盛り込まれる可能性がある。「ボリュームブースト」は、耳とスピーカーの間に空間ができるオープン構造で音が伝わりにくくなる点を補完する機能とみられる。周囲の騒音が大きくなると、自動で音量を引き上げる機能も候補に挙がっている。
AI関連機能の強化も見込まれる。特定の呼びかけやイヤホンのタップ操作で、GeminiまたはBixbyを起動できる可能性がある。あわせて、特定のタッチ操作でボイスメモの録音をすぐに始められる機能が追加される可能性もある。
一方、製品競争力の焦点は機能面以上に音響設計にあるとの見方もある。オープン型イヤホンは耳をふさがないため、装着感や周囲の音の聞き取りやすさに優れる半面、遮音性や低音再現には構造上の制約がある。クリップ型デザインを維持しながら、どこまで音質を高められるかが成否を左右しそうだ。
発売時期は現時点で確定していない。一部では10月のSamsung新製品発表に合わせて投入されるとの見方がある一方、2027年にずれ込む可能性も指摘されている。
Galaxy Buds Onは、Samsungがオープン型イヤホン市場へ本格参入するうえでの初製品となる可能性がある。現時点で確認されているのは製品名と一部機能にとどまり、最終デザインや音質、発売時期については同社の正式発表を待つ必要がある。