Instagram。写真=Shutterstock

Metaは、InstagramでAIを活用した写真編集機能の一部に利用上限を設ける試験を始めた。上限を超えた分は有料サブスクで追加利用できる仕組みで、広告依存からの収益源多角化を探る動きとして注目される。

14日付のBusiness Insiderによると、一部のInstagramアカウントでは、AI写真エフェクトの利用上限に達すると、さらに利用するには「Meta One Core」へのアップグレード、もしくは翌日まで待つよう案内が表示されるという。同誌記者のテストアカウントでは、1か月の無料体験後に月額7.99ドルで自動更新されるプランが示された。

もっとも、Meta One Coreは現時点で限定的な試験段階にあり、料金や無料体験の有無はアカウントや地域によって異なる可能性がある。

今回の措置は、AI写真編集機能全体を有料化するものではない。Metaは無料のMeta AIを維持しつつ、画像生成や動画生成など計算負荷の大きい一部機能に利用上限を設定。上限を超えたユーザーに対し、追加利用枠を有料で提供する形を試している。Metaの公式案内でも、一部の高負荷機能について利用上限をテストしていると説明している。

Instagramは7月、AIベースの画像編集機能を拡充した。写真を使い捨てカメラで撮影したような雰囲気に加工したり、一般的なスマートフォン写真をグラビア風のスタイルに変換したりするなど、複数の効果を適用できる。

Meta One Coreには、追加のAI利用枠に加え、Instagram Plus、Facebook Plus、WhatsApp Plusの一部有料機能も含まれる。閲覧履歴を残さずストーリーを先行表示できる機能や、専用アプリアイコンの利用、FacebookとWhatsAppのパーソナライズ機能などを提供する。

Metaは2023年、認証バッジやアカウント保護機能を備えた「Meta Verified」を投入した。今回の取り組みは、同社のサブスクモデルをAI分野にも広げる動きといえる。無料SNSを基盤に成長してきたMetaが、利用負荷の高いAI機能を課金対象とすることで、広告以外のリカーリング収益の確保を模索している。

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