写真=Ulak

Ulakは9月15日、AIを活用したデータ自動分類ソリューション「DFAS Arc」を発売すると発表した。国家ネットワークセキュリティ体系(N2SF)への移行や、データ中心のセキュリティ体制の整備を進める組織の需要を見込む。

同社によると、DFAS Arcはデータの意味や文脈をAIで分析し、機密・機微・公開の3区分に自動分類する。分類結果の根拠や承認履歴を示せるほか、暗号化、削除、監査記録の管理まで一体で行えるという。

単純なキーワード検索やパターン照合ではなく、文書の意味を読み取り、関連法令の条項や社内規定を根拠に分類を提示する仕組みを採る。担当者がAIの判断理由を確認したうえで最終的な分類を承認する運用を想定しており、大量データの分類にかかる時間の短縮に加え、担当者ごとの判断のばらつきや誤判定の抑制につながるとしている。

対象データは文書にとどまらず、設計図面、画像、映像、音声などの非構造化データにも対応する。設計図面や技術画像に含まれる情報を解析して産業機密に該当するかどうかを判別するほか、会議の録音や映像内の音声をテキスト化し、発言内容の確認にも活用できるとしている。

分類後は、区分に応じて機密・機微データを暗号化する。保存期間を過ぎたデータや不要データについては、担当者の承認を経たうえで、復元できない形で削除する。Ulakはまず、N2SF移行需要の本格化が見込まれる公共分野を中心に展開し、その後は国家中核技術や産業機密を保有する製造業、金融、医療分野へ適用を広げる方針だ。

Ulakのユ・ボンソク代表は、「デジタルフォレンジック分野で蓄積してきた閉鎖網AIと完全性、追跡性の技術をデータ分類に適用した。分類結果や判断根拠、その後のセキュリティ措置まで統合管理できる点が差別化要素だ」と述べた。

そのうえで、「公共分野のN2SF移行需要を足掛かりに、産業機密や個人情報など重要情報の管理領域へ広げ、データ中心のセキュリティ環境における標準的な分類エンジンとして定着させたい」と語った。

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