写真=NHN KCP

NHN KCPは9月15日、青果卸売市場のせり代金をカードで支払える仕組みを導入したと発表した。現金や口座振替が中心だった取引にカード決済を組み込み、中卸は最長30日の支払い猶予を確保できる。卸売市場法人は、決済完了後2営業日で代金を受け取れるようになる。

同社はIT企業のNBoostと協業し、卸売市場向けのせり代金決済・納付サービス「NDPAY」にカード決済基盤を連携した。

NDPAYは、Shinhan Cardの中卸専用カードを活用し、中卸によるせり代金の支払いと卸売市場法人の代金回収をつなぐサービスだ。NHN KCPがカード決済と納付・精算機能を提供し、Shinhan Cardが専用カードを発行する。NBoostはサービス運営を担う。

中卸は、販売代金の回収前でも専用カードで青果を仕入れられる。カード利用代金の支払日まで最長30日を確保できるため、現金の前払いに伴う資金負担の軽減につながる。

一方、卸売市場法人は、中卸ごとの支払いタイミングにかかわらず、カード決済の完了から2営業日でせり代金を受け取れる。

決済明細の管理もシステム化する。中卸はNDPAY上でカード利用明細をリアルタイムに確認でき、卸売市場法人も決済や送金の状況を把握できる。従来の現金入金確認や取引明細の手作業による突合作業の削減が見込める。

NDPAYは現在、カラク市場、クリ市場、釜山のオムグン市場とバニョ市場、大邱のメチョン市場など、全国11市場で運用されている。今後は全国33の公営卸売市場へ適用範囲を広げる計画だ。

NHN KCPは、代金納付と精算が反復的に発生する他のB2B流通分野にも、同様の決済基盤の展開を進める方針としている。

NHN KCP関係者は「現金と口座振替が中心だった青果卸売市場にカード納付の手段を加えることで、中卸の資金運用負担と卸売市場法人の代金回収負担を軽減できるようになった」とコメントした。

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